MENU

TOEIC変更・キャンセルはできるのか|公開テストは不可・スピーキング系は有料で可能を公式の記載だけで整理

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

金額・日付・締切時刻はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月16日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

TOC

【結論】TOEICの変更・キャンセルはテストの種類で扱いが正反対になる

TOEICの変更とキャンセルは、受けるテストが何かで結論がひっくり返ります。

いちばん受験者が多いTOEIC Listening & Reading Testの公開テストは、申し込みが終わったあとの変更もキャンセルもできません。

一方で、TOEIC Speaking & Writing TestsとTOEIC Speaking Testは、手数料を払えば試験日の変更もキャンセルもできます。

同じ「TOEIC」という名前でも、申し込んだあとに動かせる範囲がまったく違うということです。

まず、この違いを1枚の表にまとめます。

手続きTOEIC L&R 公開テストTOEIC S&W/TOEIC Speaking
試験日時の変更できないと公式に明記受付期間中に有料で受付
会場の変更できないと公式に明記空席がある場合に限り有料で受付
受験地の変更申込期間内に限り可能公式は「受験地」という区分を使っていない
受験者の変更できないと公式に明記公式は記載していない
キャンセル受験料は返金できないと明記有料で受付

表は当サイトで作成しました。

990点を取るまでに何十回と申し込みをしてきた講師として見ると、ここを取り違えている人がとても多いところです。

「TOEICはキャンセルできるらしい」という話の出どころは、たいていスピーキング系のページです。

そして「TOEICはキャンセルできない」という話の出どころは、公開テストの受験要領です。

どちらも正しく、どちらも自分の受けるテストの話でなければ意味がありません。

TOEIC L&Rの公開テストは申込後の変更もキャンセルもできないと公式が書いている

公開テストの受験要領には、この件についての一文がそのまま置かれています。

「申込後の『試験日時の変更』『受験者の変更』『受験料の返金』はできません」という記載です。

そのあとに続くのが「申込期間内に限り、『受験地の変更』は可能です」という一文です。

さらに「申込期間終了後の『受験地の変更』はできません」と念を押しています。

TOEICの「受験地」と「試験会場」は別物なので変更の可否も別

ここで引っかかりやすいのが、受験地と試験会場が別の言葉として使われている点です。

公式は「『受験地』は当協会が設定した地域区分で、申込時に選択していただきます」と説明しています。

そのうえで「選択された『受験地』内の『試験会場』を、当協会が指定して通知します」と続きます。

そして「『試験会場の指定』および『試験会場の変更』はできません」とはっきり書かれています。

  • 受験地=自分で選ぶ地域区分。申込期間内なら変更できる
  • 試験会場=協会が指定して通知する建物。指定も変更もできない
  • 申込期間が終わると、受験地の変更もできなくなる

つまり公開テストで自分の意思で動かせるのは、申込期間内の受験地だけです。

講師として見ると、この一行を知らずに「駅から遠い会場だったから変えたい」と考える人が毎回出ます。

会場が分かるのは受験票と申込サイトの受験票情報詳細で、そのときにはもう変更の余地がありません。

出典=受験要領(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC L&Rでキャンセルしても受験料が返らない場面を公式の記述から数える

受験料の扱いについて、公式は「一度納入された受験料は返金できません」と書いています。

これは自分からキャンセルした場合だけの話ではありません。

受験要領を上から読むと、返金できないと書かれている場面がいくつも出てきます。

それを拾って表にしました。

場面公式の記述
自分の都合で受けないとき一度納入された受験料は返金できません
本人確認書類か証明写真を忘れたとき受験をお断りいたします。この場合、受験料は返金できません
午前の回で9:55までに受付に来ないとき受験をお断りいたします。その際受験料は返金できません
午後の回で14:35までに受付に来ないとき受験をお断りいたします。その際受験料は返金できません
受験票が届かなかったとき受験票未着を理由とした「試験日の変更」「受験料の返金」は承ることはできません
申込内容に疑義があると判断されたときその際「受験料の返金」はできません

表は当サイトで作成しました。

6つのうち4つは、当日の行動で起きる返金なしです。

ここは私の解釈ですが、公開テストの受験料は「席を1つ押さえた時点で使い切る」お金として設計されているように読めます。

だから遅刻も忘れ物も、キャンセルと同じ扱いになります。

もう1つ、申込完了後に変えられないものが受験要領に書かれています。

「申込完了後は、紙の公式認定証の発行について『希望する』『希望しない』の変更はできません」という記載です。

希望しないを選んだあとで紙が必要になった場合は「有料での再発行のお手続きが必要です」と続いています。

出典=受験要領(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC S&WとTOEIC Speakingは有料で変更・キャンセルを受け付けている

スピーキング系の2つのテストには、変更とキャンセルの専用ページが公式に用意されています。

ページの名前は「日時・会場変更、キャンセルの受付期間について」です。

冒頭の一文は「申込期間中に、試験日変更・時刻/会場変更・キャンセルを有料で承ります」となっています。

続けて「お手続きの内容により受付期間が異なりますので、詳細につきましては下記表をご覧ください」と案内されています。

TOEICの変更・キャンセルの手続きは申込履歴(詳細)から行う

手続きの場所も公式に指定されています。

「下記受付期間中に、TOEIC申込サイトの申込履歴(詳細)ページよりお手続きください」という記載です。

そのうえで「申込履歴(詳細)ページをご覧いただくにはTOEIC申込サイトへのログインが必要です」と添えられています。

  • 電話やメールではなく、申込サイトの画面から自分で手続きする形
  • ログインできないと手続きの画面にたどり着けない
  • 受付期間を過ぎたあとの手続きについて、公式は方法を書いていない

講師として見ると、ここは公開テストの申し込みと同じ落とし穴が待っています。

公開テストの受験要領には「最終ログインから10年以上経過するとログインできません」という注意があります。

ログインが前提の手続きである以上、アカウントに入れるかどうかは前の晩に確かめておく話です。

出典=日時・会場変更、キャンセルの受付期間について(TOEIC Speaking & Writing Tests・IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEICの変更手数料とキャンセル手数料はS&WとSpeakingで金額が違う

金額は2つのテストで別々に決められていて、同じではありません。

それぞれの公式ページに書かれている数字をそのまま並べます。

テスト変更手数料キャンセル手数料
TOEIC Speaking & Writing Tests2,750円(税込)5,000円
TOEIC Speaking Test1,815円(税込)3,150円

表は当サイトで作成しました。

公式の表記をそのまま写すと、税込と書かれているのは変更手数料のほうだけです。

キャンセル手数料には、S&WもSpeakingも税の表記が付いていませんでした。

金額を並べて分かるのは、キャンセルのほうが変更よりはるかに高いという点です。

S&Wでは変更が2,750円(税込)なのに対し、キャンセルは5,000円です。

Speakingでは変更が1,815円(税込)で、キャンセルは3,150円です。

どちらも、やめるより日を動かすほうが安く済む形になっています。

ここは私の読み方ですが、予定が合わなくなった時点で「受けない」と決めてしまうのは早い判断だと思います。

先に空席のある別の回を探して、試験日変更で逃がせないかを見るほうが、手数料の面では軽く済みます。

出典=日時・会場変更、キャンセルの受付期間について(TOEIC Speaking Test・IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEICの変更・キャンセルを受け付ける期間は試験日ごとに決まっている

受付期間は「いつでも」ではなく、試験日ごとに開始と終了が決められています。

2026年9月16日に確認した時点で、公式ページには6つの試験日が並んでいました。

その6つを、公式の表記のまま表にしました。

試験日申込・試験日変更・キャンセル・時刻/会場変更の受付期間追加申込期間
2026年10月18日(日)2026年8月21日(金)10:00〜2026年10月2日(金)15:002026年10月5日(月)10:00〜2026年10月9日(金)12:00(正午)
2026年11月29日(日)2026年10月2日(金)10:00〜2026年11月13日(金)15:002026年11月16日(月)10:00〜2026年11月20日(金)12:00(正午)
2026年12月20日(日)2026年10月23日(金)10:00〜2026年12月4日(金)15:002026年12月7日(月)10:00〜2026年12月11日(金)12:00(正午)
2027年1月31日(日)2026年12月4日(金)10:00〜2027年1月15日(金)15:002027年1月18日(月)10:00〜2027年1月22日(金)12:00(正午)
2027年2月28日(日)2027年1月4日(月)10:00〜2027年2月12日(金)15:002027年2月15日(月)10:00〜2027年2月19日(金)12:00(正午)
2027年3月28日(日)2027年1月29日(金)10:00〜2027年3月12日(金)15:002027年3月15日(月)10:00〜2027年3月19日(金)12:00(正午)

出典=日時・会場変更、キャンセルの受付期間について(TOEIC Speaking & Writing Tests・IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

この表を読むときに、まず気づいてほしいことが1つあります。

申し込みの受付期間と、試験日変更・キャンセルの受付期間と、時刻/会場変更の受付期間が、同じ日時で並んでいるという点です。

公式の表では、この3つが1つの期間欄でまとめられています。

つまり、変更やキャンセルができるのは申込が締め切られるのと同じ瞬間までです。

締切はどの回も15:00で、追加申込の締切だけが12:00(正午)でした。

そして、この6つの日程はTOEIC S&WのページでもTOEIC Speakingのページでも同じ内容が並んでいました。

試験日から数えると、締切はおおむね2週間前後前に置かれています。

2026年10月18日の回なら締切が10月2日、2026年12月20日の回なら締切が12月4日です。

講師として見ると、体調や仕事の都合が読めるのはもっと直前なので、ここで判断を迫られるのがつらいところです。

TOEICの時刻変更と会場変更だけは追加申込期間中も受け付けられる

4つの手続きの中で、1つだけ期間が長いものがあります。

時刻変更と会場変更です。

公式は「時刻/会場変更は、空席がある場合に限り、申込期間中と追加申込期間中に承ります」と書いています。

表の中にも「※空席がある場合に限り、下記追加申込期間中も時間変更/会場変更を受け付けいたします」という注が繰り返し入っています。

TOEICの追加申込期間には支払方法の制限がある

ただし追加申込期間には条件が付きます。

公式は「追加申込期間中のお支払い方法はクレジットカードのみとなります」と書いています。

コンビニ払いで申し込むつもりだった人は、この期間に入ると選択肢がなくなるということです。

  • 試験日変更とキャンセルは、申込期間の締切(15:00)で終わる
  • 時刻変更と会場変更だけは、追加申込期間(12:00締切)まで延びる
  • ただし空席があるときに限られ、支払いはクレジットカードのみ

ここは私の解釈ですが、この差は「席を作り直す必要があるかどうか」で説明が付きます。

試験日を動かすのは別の回の席を新しく用意する話で、時刻や会場を動かすのは同じ回の中で席を入れ替える話です。

だから後者は、空席という条件さえ満たせばぎりぎりまで受け付けられるのだと読めます。

なお公式は、空席があるかどうかを事前に確かめる方法を書いていません。

TOEICの変更・キャンセルで手数料を二重に払ってしまう2つの形

公式ページの末尾には、注意書きが2つだけ置かれています。

どちらも、手数料をむだに払ってしまう形についての警告です。

1つ目は「試験日時の変更と試験会場の変更を別々に手続きされますと、手続きの度に手数料がかかりますので、ご注意ください」という記載です。

2つ目は「キャンセル手続きの前に試験日時や試験会場の変更をされて、その手数料をお支払いの場合、変更手数料はご返金できません」という記載です。

やってしまいがちな順番公式の記述から読める結果
日時を変えてから、あとで会場も変える手続きの度に手数料がかかる
日時を変えたあとで、やっぱりキャンセルする先に払った変更手数料は返金されない
日時と会場をまとめて1回で手続きする公式は手続きの度にかかると書いているので、まとめる形が想定されている

表は当サイトで作成しました。

この2つを足すと、いちばん高くつく動き方が見えてきます。

迷いながら日時を動かし、会場も動かし、最後にキャンセルする形です。

講師として言うなら、動かすかどうかを先に決めてから画面を開くのが唯一の防ぎ方です。

なお公式は、複数の変更を1回の手続きでまとめられるかどうかを明示していません。

書かれているのは「別々に手続きすると都度かかる」ということだけです。

TOEICのテストが中止になったときだけは扱いが変わる

受験者の都合ではなく、協会の側で実施できなくなった場合は話が別です。

公開テストの受験要領には「公開テストの中止・中断について」という項目があります。

中止になりうる事情として挙げられているのは、地震・津波・その他の自然災害、ストライキ、感染症の流行などによる試験会場確保の困難、停電、交通・通信・物流の混乱です。

そのときの扱いは、申込方法によって分かれます。

申込の形公式が書いている扱い
個人申込で受験料を支払った人原則として受験料を返金。返金を希望しない場合は改めて受験機会を提供
団体一括受験申込・振替受験バウチャーコードで申し込んだ人原則として改めて受験機会を提供

表は当サイトで作成しました。

受験機会の提供にも条件が書かれています。

公式は「当協会が発行するバウチャーコード(有効期間1年間)を用いて受験者が申込手続を行うものとし、当該有効期間内に申し込みをお願いいたします」と書いています。

そして「当該有効期間内に申し込みをされなかった場合、当協会は当該有効期間の延長や受験料の返金はいたしません」と続きます。

代わりのバウチャーをもらっても、1年放置すると消えるということです。

さらに公式は、中止に伴う交通費などについても線を引いています。

「公開テストの中止・中断に伴う受験者の不便・費用・その他一切の個人的損害について、上記1に該当する公開テスト実施中止に伴う受験料の返金を除き、当協会はいかなる責任も負いません」という記載です。

出典=受験要領(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEICの申込後に届くメールは、変更・キャンセルの前に見ておく

スピーキング系のテストには「受験案内メール」という専用ページがあります。

そこに、申込手続きのあとにどのメールがいつ届くかが書かれています。

公式の記述を支払方法ごとに整理しました。

支払方法届くメールと、公式が書いているタイミング
クレジットカード受験料の決済手続き後1時間以内に「申込受領通知」メール
コンビニエンスストア申込手続き後1時間以内に「コンビニ支払方法」メール、受験料を支払った日の翌日までに「申込受領通知」メール
共通その後、申込処理が完了したら「受験案内」メール

表は当サイトで作成しました。

同じ内容が、TOEIC S&WのページにもTOEIC Speakingのページにも書かれていました。

講師として見ると、この順番は変更やキャンセルを考えるときに効いてきます。

コンビニ払いを選んで、まだ支払っていない状態なら、そもそも申込受領通知が届いていません。

自分がいまどの段階にいるのかは、届いているメールの種類で見分けられます。

なお、公開テストのほうでも申込受領通知メールについて強い言い方がされています。

「申込受領通知メールは、テスト結果がお手元に届くまで必ず保管してください」という記載です。

出典=受験案内メール(TOEIC Speaking & Writing Tests・IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEICの変更・キャンセルについて公式が公表していないこと

この記事を書くにあたって公式ページを読み込みましたが、書かれていないことがいくつもありました。

読者が知りたいであろう順に並べます。

  • 体調不良や忌引きなど、やむを得ない事情があるときの例外扱い。公開テストの受験要領にも、スピーキング系の変更・キャンセルのページにも、例外の記載はありません
  • TOEIC S&WとTOEIC Speakingで、キャンセル手数料が税込なのか税抜なのか。変更手数料にだけ「(税込)」が付いています
  • 時刻変更や会場変更の前に、空席があるかどうかを確かめる方法
  • 1回の手続きで日時と会場をまとめて変更できるかどうか
  • キャンセルしたときに、支払った受験料のうちいくらが戻るのか。公式が書いているのはキャンセル手数料の額だけです
  • 受付期間を過ぎたあとに、電話などで相談できるかどうか

これらは公式が公表していないので、当サイトでも数字や条件を補うことはしません。

どうしても確かめたいときは、公式ページの問い合わせ先に直接聞くのが確実です。

TOEICの変更・キャンセルについてよくある質問

TOEICの公開テストを申し込んだあとで日にちを変えられますか

変えられません。

受験要領に「申込後の『試験日時の変更』『受験者の変更』『受験料の返金』はできません」と書かれています。

TOEICの公開テストで受験地だけなら変えられますか

申込期間内に限り可能だと公式に書かれています。

ただし申込期間が終わったあとは受験地の変更もできず、試験会場そのものの変更はいつでもできません。

TOEIC S&Wをキャンセルすると受験料は全額戻りますか

公式が公表しているのはキャンセル手数料が5,000円だということだけです。

返金される額がいくらになるかは公式ページに書かれていないので、当サイトでは断定しません。

TOEICの変更・キャンセルはいつまでに手続きすればよいですか

試験日ごとに決まっていて、申込の締切と同じ日時です。

2026年9月16日に確認した6回ぶんは、いずれも締切が15:00でした。

TOEICを受けられなくなったとき、何もしないとどうなりますか

公開テストの場合、受験料は返金できないと公式に書かれています。

スピーキング系の場合、受付期間を過ぎたあとの扱いについて公式は記載していません。

まとめ|TOEICの変更・キャンセルは申し込む前にほとんど決まっている

ここまでを1行にすると、公開テストは動かせず、スピーキング系はお金を払えば動かせる、です。

公開テストで自分の意思で動かせるのは、申込期間内の受験地だけでした。

スピーキング系では、試験日変更とキャンセルが申込締切と同じ15:00まで、時刻/会場変更だけが追加申込期間まで受け付けられていました。

だから、いちばん効くのは申し込むときの選び方です。

公開テストなら、予定が確実に空いている日だけを選ぶしかありません。

スピーキング系なら、締切の日時をカレンダーに入れておくだけで、手数料の判断を落ち着いてできます。

申し込みそのものの手順や締切については、TOEICの申し込みはいつまでかをまとめた記事で公式の記述を並べています。

この記事で使ったTOEICの一次ソース

この記事で引用した公式ページを、全部並べます。

すべて2026年9月16日に確認しました。

日程と手数料は公式ページで更新されることがあるので、申し込む前にリンク先でご確認ください。

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

TOC