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TOEICの有効期限は2年なのか|公式が定める2年と5年を原文で確かめる

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

期限・手数料・日数はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月14日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

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【結論】TOEICのスコアそのものに有効期限はない

「TOEICの有効期限は2年」という話をよく見かけますが、これは正確ではありません。

IIBCの公式サイトを調べたかぎり、「TOEICのスコアは○年で無効になる」と書かれたページは見つかりませんでした。

スコアそのものが失効するという記述は、公式には存在しないということです。

では、なぜ「2年」という数字が広まっているのでしょうか。

答えは、期限が設定されているのがスコアではなく「スコアを証明する手段」のほうだからです。

公式サイトには、期限が書かれた手続きが複数あります。

そして期限は1種類ではなく、2年のものと5年のものがあります。

この記事では、公式ページに書かれている期限を1つずつ原文で確認していきます。

TOEICの有効期限が「2年」と言われる理由①|公式認定証の再発行

もっとも直接的に「2年」と書かれているのが、公式認定証の再発行のページです。

公式の公式認定証の再発行には、手続きの詳細として次のように書かれています。

項目公式の記載
再発行期間試験日から2年以内
再発行手数料公式認定証1部につき550円(税込)
支払方法クレジットカードもしくはコンビニエンスストア(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、セイコーマート)
発送手数料の支払完了後、4営業日以内(土・日・祝日・年末年始を除く)に発送

出典=公式認定証の再発行(IIBC公式)、2026年9月14日確認。

表は当サイトで作成しました。

ここに書かれている「試験日から2年以内」が、TOEICの有効期限として語られている数字の正体のひとつです。

つまり、紙の公式認定証をなくしてしまった場合、試験日から2年を過ぎると作り直せません。

スコアが消えるわけではなく、紙の証明書が手に入らなくなるということです。

発送後の扱いについても公式は書いています。

「8営業日を経過してもお手元に届かない場合は、受験者ご本人様よりIIBC試験運営センターまでお電話にてお問い合わせください」とあります。

なお公式は「現在、公式認定証の海外送付は行っておりません」と明記しています。

海外に提出する必要がある場合は、後述するデジタル公式認定証を使うよう案内されています。

TOEICの有効期限が「2年」と言われる理由②|スコア確認サービス

もうひとつ「2年」が出てくるのが、大学や企業へスコアを提出するときの仕組みです。

公式の公開テスト スコア確認サービスは、受験者本人がTOEIC申込サイトを通して大学・企業等へスコアを提出し、提出先がスコアをWebで確認・閲覧・ダウンロードできるサービスです。

このページの手続きの流れには、「過去2年以内に受験したTOEIC Listening & Reading公開テスト/TOEIC Speaking & Writing公開テスト/TOEIC Speaking公開テストのスコアから提出するスコアを選択し」と書かれています。

さらに注意事項では、より明確に期限が示されています。

「試験日から2年を経過した公開テストのスコアの提出を依頼することはできません」という一文です。

これがTOEICの有効期限として実務上いちばん影響が大きい期限だと考えられます。

スコア自体は残っていても、この経路では2年を超えたものを提出できないからです。

ただし公式は、提出先ごとの基準についても補足しています。

「学校・企業・団体によって『何年何月以降に受験したものを提出する』など独自の基準設定をされている場合がありますので、依頼者が提出先機関に直接お問い合わせください」とあります。

提出先が独自に1年と決めていれば、公式の2年より短くなるということです。

このサービスについては、ほかにも押さえておきたい注意事項があります。

  • 提出希望先の団体が本サービスを採用しているか確認が必要で、採用していない場合は依頼を承ることができない
  • 対象は日本国内で受験した公開テストのスコアで、団体特別受験制度(IP:Institutional Program)は対象とならない
  • 提出したスコアを取り消すことはできない
  • 同一提出先へのスコア提出は何度でも可能で、提出されたすべてのスコアが提出先団体に提供される
  • スコアを提供する際、登録の漢字氏名・カタカナ氏名・ローマ字氏名および生年月日も合わせて提供される

出典=公開テスト スコア確認サービス(IIBC公式)、2026年9月14日確認。

TOEICの有効期限が「2年」と言われる理由③|学校への直送制度

3つ目の「2年」は、公式認定証を学校へ直接送ってもらう制度に出てきます。

公式の直送制度は、受験者本人の依頼を受けて公式認定証をIIBCから直接指定の学校機関へ発送する制度です。

この注意事項に、次の一文があります。

「試験日から2年以内に当協会に到着した必要書類が有効です(試験日から2年を過ぎた公式認定証は再発行できません)」

ここでも期限は試験日から2年です。

注意したいのは、期限の起点が「書類を出した日」ではなく「書類がIIBCに到着した日」だという点です。

郵送でのやり取りになるため、締切ぎりぎりに送ると間に合わない可能性があります。

直送制度の費用と日数も公式に書かれています。

項目公式の記載
TOEIC L&R公開テスト1部 1,100円(税込)
TOEIC S&W公開テスト1部 1,100円(税込)
TOEIC Speaking公開テスト1部 1,100円(税込)
L&R 1部+S&W 1部1,650円(税込)
発送までの日数直送依頼書がIIBCに到着してから4営業日以内(土・日・祝日・年末年始を除く)に書留郵便で発送

出典=直送制度(IIBC公式)、2026年9月14日確認。

表は当サイトで作成しました。

この制度にも、対象外の受験形態があります。

公式は「直送制度の対象となるのは、日本国内で受験されたTOEIC L&R公開テスト/TOEIC S&W公開テスト/TOEIC Speaking公開テストの公式認定証です。団体特別受験制度(IP:Institutional Program)は対象となりません」と書いています。

また送付希望先の学校機関が直送制度を採用しているかどうかも、事前に確認が必要だとされています。

TOEICの有効期限は「5年」でもある|デジタル公式認定証の期間

ここまでは2年の話でしたが、公式にはもうひとつ、まったく違う期限が書かれています。

公式認定証の再発行ページに、次の一文があります。

「デジタル公式認定証は公開テストを受験された全ての方に発行いたします。試験日から5年間いつでもダウンロードが可能です」

紙の再発行が2年で締まるのに対して、デジタル公式認定証は5年間ダウンロードできると書かれています。

しかも「受験された全ての方に発行」とあるので、申込時に紙の発行を希望していなくても発行されます。

これはTOEICの有効期限を考えるうえで、いちばん見落とされやすい事実だと思います。

紙が取れなくなる2年を過ぎても、あと3年はデジタルの証明書が取れるということだからです。

デジタル公式認定証そのものについても、公式は仕組みを説明しています。

公式のデジタル公式認定証・公式認定証の形式には、「ブロックチェーン技術を活用し、テスト結果を改ざんできない形でデジタル化したデジタル公式認定証を発行しています」と書かれています。

紙の代わりの簡易版ではなく、改ざん防止の仕組みを持った正式な認定証という位置づけです。

発行のタイミングも公式に書かれています。

公式のテスト結果についてによると、試験日から17日後にインターネットでスコアが表示され、試験日から19日後にデジタル公式認定証が発行されます。

紙の公式認定証は、発行を希望した人に試験日から30日以内に発送されます。

TOEICの有効期限の一覧|公式が定める期限をまとめる

ここまで確認した期限を、1つの表に整理します。

対象公式が定める期限起点
スコアそのもの公式サイトに失効の記載なし–
紙の公式認定証の再発行2年以内試験日
デジタル公式認定証のダウンロード5年間試験日
スコア確認サービスでの提出2年を経過すると依頼不可試験日
直送制度での必要書類2年以内に到着したものが有効試験日
公式認定証の未着の申し出65日以内(超過すると手数料)試験日

表は、この記事で参照した各公式ページの記述をもとに当サイトで作成しました。

こうして並べると、TOEICの有効期限という言葉が指しているものがバラバラだと分かります。

スコアには期限がなく、証明書の再発行と提出には2年、デジタル版のダウンロードには5年という構造です。

自分にとってどの期限が効くのかは、スコアを何に使うかで決まります。

TOEICの有効期限より先に来る締切|認定証が届かないときの65日

2年や5年より、ずっと手前にある締切もあります。

公式認定証が届かなかったときの申し出期限です。

公式の公式認定証の未着には、次のように書かれています。

「『希望する』を選択されたにもかかわらず、試験日から35日を経過してもお手元に公式認定証が届かない場合は、試験日から65日以内にご本人がIIBC試験運営センターへご連絡ください」

そして「試験日から65日を過ぎての未着のお申し出は手数料が発生します」と続きます。

つまり、待つ期間が35日、連絡の締切が65日という二段構えになっています。

この30日間の窓を逃すと、無料で対応してもらえたはずのものが有料になります。

TOEICの有効期限を気にする人ほど、こちらの短い締切のほうを先に確認しておくべきだと思います。

なお公式は「デジタル公式認定証は公開テストを受験された全ての方に発行いたします」とも書いているので、紙が届かなくてもデジタル版は確認できます。

TOEICの有効期限と2025年4月の変更|紙の認定証が選択制になった

有効期限の話とあわせて知っておきたいのが、紙の公式認定証の扱いが変わったことです。

公式のテスト結果ページには「2025年4月から紙の公式認定証の発行は選択制となりました」と書かれています。

そして「2025年4月以降のTOEIC L&R公開テストでは、お申し込み時に発行を『希望する』を選択された方にのみ紙の公式認定証を発送いたします」と続きます。

つまり申込時に選択しなければ、そもそも紙の認定証は手元に来ません。

ただし公式は、選ばなかった人にも道を残しています。

再発行のページに「『希望しない』を選択された方も公式認定証の再発行はお申し込みいただけます」と明記されているからです。

この場合も期限は試験日から2年以内、手数料は1部550円(税込)です。

紙が必要になるかどうかは提出先しだいなので、申込時点で判断がつかないこともあります。

その場合でも2年以内なら取り戻せる、という理解で問題ありません。

なお団体一括受験申込の場合については、公式は「団体一括受験申込の方には全員に発送いたします」と書いています。

TOEICの有効期限を数える起点|結果が出るまでの日数を公式で確認する

ここまで見てきた期限は、すべて「試験日」が起点でした。

結果を受け取った日ではないので、実際に使える期間は表示上の2年より少し短くなります。

公式のテスト結果についてには、結果が出るまでの日数が次のように書かれています。

  • 試験日から17日後:インターネットでスコア表示。表示開始後、登録E-mailアドレスへ案内のメールが送信される
  • 試験日から19日後:デジタル公式認定証を発行。スコア表示日の2日後を目途に、同じページで確認できる
  • 試験日から30日以内:公式認定証を発送。申し込み時に発行を「希望する」を選択した人に発送される

公式は「スケジュールは、日米の祝日の影響により、遅れる場合がございます」とも注記しています。

つまり紙の認定証が手元に届くのは、早くても試験日から1か月ほど先です。

2年の期限から見れば、最初のひと月はすでに使われているという感覚で考えておくと安全です。

公式は実施回ごとの発行・発送予定日も公開しています。

試験日デジタル公式認定証 発行予定日公式認定証 発送予定日
2026年8月23日(日)2026年9月10日(木)2026年9月22日(火)
2026年9月5日(土)2026年9月25日(金)2026年10月5日(月)
2026年9月27日(日)2026年10月15日(木)2026年10月27日(火)
2026年10月25日(日)2026年11月12日(木)2026年11月24日(火)
2026年11月15日(日)2026年12月4日(金)2026年12月15日(火)
2026年12月6日(日)2026年12月23日(水)2027年1月5日(火)
2026年12月19日(土)2027年1月8日(金)2027年1月18日(月)

出典=テスト結果について(IIBC公式)、2026年9月14日確認。

表は公式の一覧から一部を抜き出して当サイトで作成しました。

提出の締切が決まっている人は、この発送予定日から逆算して受験回を選ぶことになります。

TOEICの有効期限内に直送を頼むときの手順と必要書類

2年の期限のなかで学校へ直送してもらう場合、必要な書類が決まっています。

公式の直送制度のページには、依頼方法として次の内容が書かれています。

  • 公式認定証直送依頼書を印刷し、注意事項を確認のうえ記入する
  • 依頼書は1学校機関に対して1枚必要
  • 印刷できない場合は、直送依頼書と同じ内容を記入した書面を送る
  • 定額小為替(または普通為替)を用意する
  • 定額小為替は日本国内のゆうちょ銀行または郵便局窓口で6カ月以内に発行されたもの
  • 為替の両面にある記入欄・枠内への記入および捺印は一切不要
  • 封筒の表に「公式認定証直送依頼書在中」と朱書し、簡易書留郵便または一般書留郵便で発送する

送り方についても、公式ははっきりと注意を書いています。

「簡易書留、一般書留以外の方法で発送し、当協会に届かなかった場合、書類の所在確認はできませんのでご注意ください」とあります。

普通郵便で送ると、届かなかったときに追跡できないということです。

期限の起点が「到着日」である以上、ここは慎重にしたいところです。

依頼後の流れについても記載があります。

公式は「直送依頼書が当協会に到着したことをお知らせする受領通知メールにて、公式認定証の発送予定日をご連絡いたします」と書いています。

そして「直送依頼書のご送付後1週間を経過しても受領通知メールが届かない場合は、必ずお問い合わせください」と続きます。

発送のタイミングには例外もあります。

「ただし、未だ発送していない公式認定証の直送依頼書を受領した場合は、結果発送予定日の翌営業日に発送いたします」と書かれています。

結果がまだ出ていない回のぶんを先に依頼した場合は、結果が出てから送られるということです。

氏名が変わっている場合の扱いも明記されています。

「受験時の氏名を婚姻等で変更された場合は依頼者が学校機関へ通知してください。当協会では公式認定証の氏名変更は行いません」とあります。

認定証の名前を書き換えてもらうことはできないので、提出先へ自分で伝える必要があります。

TOEICの有効期限で勘違いしやすい3つのこと

公式ページを読み込むと、よく語られている話とのズレが見えてきます。

勘違い1|2年経つとスコアが消える

公式に「スコアが失効する」という記載は見当たりませんでした。

2年という期限がかかっているのは、再発行と提出という手続きのほうです。

現に、デジタル公式認定証は5年間ダウンロードできると公式に書かれています。

スコアのデータが2年で消えるなら、この記述は成り立ちません。

勘違い2|提出先も2年で見てくれる

公式が2年と定めているのは、あくまでIIBCが提供する手続きの期限です。

提出先が何年以内のスコアを受け付けるかは、提出先が決めます。

公式も「学校機関によって『何年何月以降に受験したものを直送する』など独自の基準設定をされている場合があります」と注意を促しています。

2年以内だから大丈夫、と決めつけずに提出先へ確認するのが確実です。

勘違い3|IPテストも同じ扱いになる

ここまで見てきたスコア確認サービスと直送制度は、どちらも公開テストが対象です。

公式は両方のページで「団体特別受験制度(IP:Institutional Program)は対象となりません」と書いています。

学校や職場で受けたIPテストのスコアは、これらの経路では提出できないということです。

再発行についても、公式は「TOEIC Program IPテストのテスト結果 再発行をご希望の方は」と別の窓口を案内しています。

公開テストとIPテストは、手続きの入口から別だと考えてください。

TOEICの有効期限を踏まえた実務の動き方

公式の期限をそのまま行動に落とすと、やることは単純です。

受験直後にやること

試験日から19日後を目安に、デジタル公式認定証を確認してダウンロードしておきます。

これは受験者全員に発行されるので、紙を希望したかどうかに関係なく取得できます。

紙を希望した人は、35日を過ぎても届かなければ65日以内に連絡します。

2年が近づいたときにやること

紙の公式認定証が必要になる見込みがあるなら、試験日から2年以内に再発行を申し込みます。

この期限を過ぎると、直送制度のページにあるとおり公式認定証は再発行できません。

スコア確認サービスで提出する予定があるなら、こちらも2年を過ぎると依頼できなくなります。

2年を過ぎてしまったときにやること

試験日から5年以内であれば、デジタル公式認定証はまだダウンロードできます。

提出先がデジタル版を受け付けるかどうかを確認したうえで、こちらを使う形になります。

提出先が紙の原本を求めていて、かつ2年を過ぎている場合は、受け直すことになります。

そうならないように、受験直後にデジタル版を保存しておくのがいちばん確実です。

まとめ|TOEICの有効期限は「2年」と「5年」の2本立て

この記事で確認した公式の記述を整理します。

  • スコアそのものが失効するという記載は、IIBC公式サイトには見当たらない
  • 紙の公式認定証の再発行期間は試験日から2年以内、手数料は1部550円(税込)
  • デジタル公式認定証は受験者全員に発行され、試験日から5年間ダウンロードできる
  • スコア確認サービスでは、試験日から2年を経過したスコアの提出を依頼できない
  • 直送制度では、試験日から2年以内にIIBCへ到着した書類が有効
  • 公式認定証が未着の場合、試験日から65日を過ぎての申し出には手数料が発生する
  • 2025年4月から紙の公式認定証の発行は選択制になった

TOEICの有効期限という言葉は、実際には4つ以上の別々の期限をひとまとめにした呼び方です。

だから「2年で切れる」とだけ覚えていると、使えるはずの選択肢を見落とします。

覚えておくべきことは2つだけです。

紙と提出は2年、デジタルは5年。

そして受験したらすぐデジタル公式認定証を保存しておけば、期限の心配はほとんど要らなくなります。

本記事の記述はすべて2026年9月14日にIIBC公式サイトで確認したものです。

制度や手数料は変更される可能性があるため、手続きの前にはIIBC公式のテスト結果ページで最新の内容をご確認ください。

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