
この記事は、TOEIC学年別の平均スコアを、TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が出している『TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026』の数字だけで並べたものです。
資料の対象は2025年度(2025年4月〜2026年3月)に受けた人で、ここで扱う数字はすべてTOEIC Listening & Reading Test(L&R)のものになります。
同じ資料の中に「公開テスト」と「IPテスト」の表が別々にあるので、どちらの数字かを毎回書き添えます。
公式の資料に無いことは、無いとそのまま書きます。
【結論】TOEIC学年別の平均は大学4年が最も高い
公開テストは学年順に高くなる。
公開テストの大学生の平均は、大学1年が557点、大学2年が589点、大学3年が602点、大学4年が614点でした。
大学1年と大学4年の差は57点で、この差は当サイトで計算しています。
学校で受けるIPテストでも並び方は同じで、大学1年が451点、大学4年が537点です。
ただしIPテストは全学年で公開テストより低いので、2つの数字を混ぜて比べることはできません。
| 学年 | 公開テストの平均(Total) | IPテストの平均(Total) |
|---|---|---|
| 大学1年 | 557点 | 451点 |
| 大学2年 | 589点 | 463点 |
| 大学3年 | 602点 | 507点 |
| 大学4年 | 614点 | 537点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
TOEIC学年別の公開テストの平均を4学年で並べる
公開テストは、IIBCが決めた日時と会場で、個人で申し込んで受けるテストです。
資料のⅢ-3は、大学に在学している公開テストの受験者のうち、「学年」に答えた人を集計した表になります。
| 学年(公開テスト) | 受験者数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 大学1年 | 33,391人 | 305点 | 253点 | 557点 |
| 大学2年 | 53,437人 | 322点 | 267点 | 589点 |
| 大学3年 | 129,998人 | 329点 | 273点 | 602点 |
| 大学4年 | 104,022人 | 336点 | 278点 | 614点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
ListeningとReadingを足すと、大学1年だけはTotalと1点ずれる形です。
資料はTotalの平均を「Totalスコア合計÷受験者数」で出しているので、Totalは2つの平均の足し算ではありません。
この記事の表は、公式の値をそのまま載せています。
学年ごとの伸びを並べると、次の3つになります。
- 大学1年から2年:32点
- 大学2年から3年:13点
- 大学3年から4年:12点
伸びの幅は当サイトで計算したもので、いちばん大きいのは1年から2年にかけての32点になります。
セクションで分けると、1年から4年でListeningは31点、Readingは25点上がりました。
この2つの差も当サイトの計算です。
TOEIC学年別の受験者数は大学3年が最も多い
公開テストの受験者数は、大学3年が129,998人で4学年のうち最多です。
次が大学4年の104,022人で、大学2年の53,437人、大学1年の33,391人と続きます。
4学年の合計は320,848人で、そのうち大学3年が約40.5%を占める計算です。
合計と割合は当サイトで計算しました。
IPテストは大学1年が最多。
IPテストでは向きが逆になり、大学1年が271,712人といちばん多く、大学4年は22,555人にとどまります。
IPテストの4学年の合計475,912人のうち、大学1年は約57.1%にあたります。
こちらの割合も当サイトの計算です。
| 学年 | 公開テストの受験者数 | IPテストの受験者数 |
|---|---|---|
| 大学1年 | 33,391人 | 271,712人 |
| 大学2年 | 53,437人 | 113,076人 |
| 大学3年 | 129,998人 | 68,569人 |
| 大学4年 | 104,022人 | 22,555人 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
学年が上がるほど公開テストの受験者が増え、IPテストの受験者が減る、という並びです。
なぜそうなるのかの理由は、公式には載っていません。
大学生がTOEICのスコアをどこに出すのかは、大学生のTOEICは提出先で決まるという話にまとめました。↓
TOEIC学年別のIPテストの平均は451点から537点
IPテストは、学校や企業などが日時と会場を決めて実施する団体特別受験制度のテストです。
資料のⅥ-1は、教育機関で行われたIPテストの受験者のうち、所属学校と学年に答えた人を集計しています。
| 学年(IPテスト) | 受験者数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 大学1年 | 271,712人 | 252点 | 200点 | 451点 |
| 大学2年 | 113,076人 | 260点 | 203点 | 463点 |
| 大学3年 | 68,569人 | 285点 | 222点 | 507点 |
| 大学4年 | 22,555人 | 302点 | 235点 | 537点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
大学全体の475,912人の平均は466点で、Listeningが261点、Readingが205点でした。
伸びは大学1年から2年が12点、2年から3年が44点、3年から4年が30点で、1年から4年までは86点の差があります。
この伸びの幅は当サイトで計算しました。
公開テストと違って、IPは3年で大きく伸びる形です。
資料の注記では、IPテストの集計に入るのはListeningとReadingの両方を受け終えて採点の対象になった人だけとされています。
IPテストの学年別の平均は、どの学年も公開テストの同じ学年より77点から126点低い数字です。
この開きも当サイトの計算になります。
TOEIC学年別に見る専攻・学部の差
学部で探している人向けに、公開テストの専攻別の平均も並べます。
資料のⅢ-2は、大学・短大・専門学校・高専に在学する公開テストの受験者のうち、「専攻」に答えた人の集計です。
専攻の区分は資料の分け方のままで、大学の学部名とぴったり同じではありません。
| 専攻(公開テスト) | 受験者数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 文系(教育、美術、言語、文学、音楽、心理学) | 83,767人 | 339点 | 272点 | 611点 |
| 社会/法学系(国際、法律、政治、社会学) | 46,790人 | 343点 | 285点 | 627点 |
| 会計学/ビジネス/経済学/財政学/マーケティング/貿易 | 48,114人 | 334点 | 277点 | 612点 |
| 科学(農業、コンピュータ・サイエンス、数学、物理学、統計学) | 72,499人 | 317点 | 264点 | 581点 |
| 保健・医療(医学、看護、薬学、公衆衛生) | 19,804人 | 322点 | 271点 | 594点 |
| 工学/建築 | 79,193人 | 310点 | 252点 | 562点 |
| その他/なし | 14,663人 | 310点 | 235点 | 545点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
いちばん高いのは社会/法学系の627点で、いちばん低いのはその他/なしの545点。
名前のある区分の中では工学/建築の562点が最も低く、社会/法学系との差は65点になります。
この差は当サイトで計算しました。
受験者数が最も多いのは文系の83,767人で、工学/建築の79,193人が続きます。
この表は学年を分けていないので、公開テストの専攻ごとの学年別は公式に載っていません。
TOEIC学年別×学部の平均をIPテストで見る
専攻と学年を掛け合わせた表があるのは、IPテストの側だけです。
資料のⅥ-2は、大学内で実施されたIPテストの受験者のうち、学校・学歴と専攻の両方に答えた人の集計になります。
| 専攻(IPテスト) | 大学1年 | 大学2年 | 大学3年 | 大学4年 |
|---|---|---|---|---|
| 語学・文学系(英語専攻)46,031人 | 474点 | 518点 | 567点 | 582点 |
| 語学・文学系(英語専攻以外)28,522人 | 460点 | 477点 | 538点 | 568点 |
| 国際関係学系 28,362人 | 485点 | 531点 | 575点 | 602点 |
| 情報科学系 25,746人 | 449点 | 462点 | 497点 | 498点 |
| 商学・経済・経営系 68,758人 | 446点 | 462点 | 523点 | 549点 |
| 法学系 30,224人 | 459点 | 471点 | 542点 | 554点 |
| 社会学系 23,097人 | 441点 | 469点 | 539点 | 592点 |
| 理・工・農学系 123,702人 | 451点 | 443点 | 466点 | 499点 |
| 医・薬学系 22,457人 | 480点 | 459点 | 520点 | 543点 |
| 教育・教養系 20,059人 | 438点 | 441点 | 471点 | 523点 |
表は公式データ(Total)から当サイトで作成しました。
大学4年でいちばん高いのは国際関係学系の602点、いちばん低いのは情報科学系の498点でした。
大学1年で最も高いのも国際関係学系の485点で、英語専攻の474点を上回っています。
学年が上がると下がる専攻もある点は、表を読むときに外せません。
目立つ動きは、次の3つの専攻に出ています。
- 医・薬学系:大学1年の480点から大学2年は459点に下がる
- 理・工・農学系:大学1年の451点から大学2年は443点に下がる
- 情報科学系:大学3年の497点から大学4年の498点で1点しか変わらない
大学4年の人数は、法学系で822人、教育・教養系で839人と、どの専攻でも大学1年より大きく減ります。
受験者数がいちばん多い専攻は理・工・農学系の123,702人です。
TOEIC学年別に高校・高専・大学院の平均を見る
大学のほかの学校も、IPテストなら学年ごとの平均が出ています。
| 学校・学年(IPテスト) | 受験者数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 高校1年 | 1,773人 | 239点 | 161点 | 401点 |
| 高校2年 | 5,741人 | 258点 | 175点 | 434点 |
| 高校3年 | 10,875人 | 261点 | 183点 | 443点 |
| 高専1年 | 220人 | 228点 | 147点 | 375点 |
| 高専2年 | 386人 | 252点 | 164点 | 417点 |
| 高専3年 | 4,864人 | 222点 | 147点 | 369点 |
| 高専4年 | 7,302人 | 232点 | 154点 | 386点 |
| 高専5年 | 1,919人 | 241点 | 165点 | 406点 |
| 短大1年 | 2,775人 | 222点 | 144点 | 366点 |
| 短大2年 | 1,286人 | 257点 | 164点 | 421点 |
| 専門学校1年 | 9,168人 | 265点 | 171点 | 436点 |
| 専門学校2年 | 5,493人 | 298点 | 197点 | 494点 |
| 大学院1年 | 4,458人 | 297点 | 243点 | 540点 |
| 大学院2年 | 1,607人 | 319点 | 260点 | 579点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
高校は1年の401点から3年の443点まで、学年ごとに上がっています。
高専は1年が375点、3年が369点、5年が406点で、学年の順にそろって上がる形ではありません。
資料の注記では、高専6・7年は高専専攻科1・2年、大学院3・4年は大学院博士課程1・2年などと読み替えられます。
公開テストのほうは学校の種類ごとの平均だけで、高校や大学院の学年別は公開テストの表にありません。
| 所属学校(公開テスト) | 受験者数 | Total |
|---|---|---|
| 中学校 | 1,613人 | 564点 |
| 高校 | 34,383人 | 539点 |
| 高専 | 17,923人 | 517点 |
| 短大 | 4,765人 | 519点 |
| 大学 | 331,403人 | 601点 |
| 大学院 | 30,504人 | 642点 |
| 専門学校 | 10,739人 | 523点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
公開テストでは、高校が539点、大学が601点、大学院が642点という並びです。
高校生がTOEICを受けるときの申し込みや扱いは、TOEICは高校生でも受けられる話にまとめました。↓
TOEIC学年別の数字を読むときの3つの注意
- 公開テストとIPテストの数字を混ぜない
- 学年の表は同じ人を4年間追いかけた数字ではない
- 学年や専攻に答えなかった人は表に入っていない
1つ目は、公開テストとIPテストを混ぜないことです。
同じ大学1年でも、公開テストは557点、IPテストは451点で、106点の開きがあります。
この開きは当サイトで計算しました。
2つ目は、学年の表が同じ人を4年間追いかけた数字ではないという点。
資料は2025年度に受けた人のデータなので、大学1年と大学4年は別の人の集まりになります。
3つ目は、学年や専攻に答えなかった人が表から外れていることです。
資料は「各項目の無回答分は掲載を省略」と注記しています。
| 区分(公開テスト) | 受験者数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 755,473人 | 337点 | 279点 | 616点 |
| 社会人 | 308,493人 | 353点 | 296点 | 649点 |
| 学生 | 434,399人 | 325点 | 267点 | 592点 |
| 大学4年 | 104,022人 | 336点 | 278点 | 614点 |
表は公式データから当サイトで作成しました。
比べる相手として、公開テスト全体の平均は616点、学生全体は592点、社会人全体は649点でした。
公開テストの大学4年の614点は、公開テスト全体の616点より2点低いだけです。
この2点の差も当サイトの計算になります。
TOEIC学年別についてよくある質問
大学1年の平均は何点か
公開テストは557点、IPテストは451点です。
大学1年は、公開テストで33,391人、IPテストで271,712人が受けています。
大学生全体の平均は何点か
学年を分けない大学の平均は、公開テストが601点、IPテストが466点。
人数は公開テストが331,403人、IPテストが475,912人でした。
学部で一番高いのはどこか
公開テストの専攻別では社会/法学系の627点が最も高く、IPテストの大学4年では国際関係学系の602点が最も高い数字です。
区分の名前が公開テストとIPテストで違うので、同じ学部どうしで並べることはできません。
就活の前に何点あればよいか
企業が求めるスコアは、学年別の表には出てきません。
企業側の数字は、公式の調査をもとに別の記事で並べています。
企業が求めるスコアの話は、TOEIC就活で企業が求めるスコアは何点かにまとめました。↓
TOEIC学年別の平均のまとめ
\次に読むならこの記事/
公式の記述だけで整理した関連記事です
| 見るところ | 公式データの数字 |
|---|---|
| 公開テストの大学1年→4年 | 557点→614点 |
| IPテストの大学1年→4年 | 451点→537点 |
| 受験者が最も多い学年(公開テスト) | 大学3年 129,998人 |
| 受験者が最も多い学年(IPテスト) | 大学1年 271,712人 |
| 公開テストの専攻別の最高 | 社会/法学系 627点 |
| IPテスト大学4年の専攻別の最高 | 国際関係学系 602点 |
表は当サイトで作成しました。
公開かIPかで数字は別物。
自分のスコアと比べるときは、受けたのが公開テストかIPテストかで、見る列を変えてください。
どちらの表も2025年度の受験者の平均で、毎年の資料で数字は入れ替わります。
あわせて読みたい記事を置いておきます。
平均点の出し方そのものはTOEICの平均点はどう作られるのかにまとめました。↓
IPテストの仕組みはTOEICのIPテストは個人では申し込めない話にまとめました。↓
以下はすべてIIBC公式サイトのページです。
- TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026(IIBC公式サイト)
- 公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式サイト)
Comments