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TOEICのAbilities Measuredとは何か|項目別正答率10項目の読み方を公式の記載だけで並べます

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

金額・日付・日数はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月16日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

TOC

【結論】TOEICのAbilities Measuredは項目別正答率のこと

Abilities Measuredは、公式認定証に印刷されている項目の1つです。

公式はこれを「ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)」と書いています。

日本語の呼び名がそのまま中身の説明になっていて、項目ごとの正答率です。

いくつの項目があるのかも明記されています。

公式の表現は「リスニングで5つ、リーディングで5つの項目における正答率を示しています」です。

つまり、合わせて10項目の正答率が載っているということになります。

スコアの数字が「どれくらいできたか」を表すのに対して、この10項目は「何ができたか」を表しています。

TOEICのAbilities Measuredの位置づけを一言で

項目公式の表記
名前ABILITIES MEASURED(アビリティーズメジャード・項目別正答率)
何が出るかリスニングで5つ、リーディングで5つの項目における正答率
載っている場所公式認定証とデジタル公式認定証の両方
表示の形グレーの横棒グラフ

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

990点の私の見方では、結果の中でいちばん使い道が広いのがこの欄です。

スコアだけでは、次に何を勉強すればいいのかが決まらないからです。

10項目のうちどれが低かったかが分かれば、翌日から開く教材が変わります。

以下では、この10項目を1つずつと、読むときに間違えやすい点を並べます。

TOEICのAbilities Measuredが載っている場所|認定証の6つのブロック

公式は、公式認定証とデジタル公式認定証の中身をAからFまでの記号で説明しています。

Abilities MeasuredはそのうちのDです。

順番に見ると、結果の紙が何でできているかが分かります。

TOEICの公式認定証に並んでいるもの

記号中身公式の説明から読めること
A写真受験票貼付の写真がモノクロで表示される
BYour Score / Percentile Rankセクションスコアと、右側にトータルスコア
CScore Descriptors(レベル別評価)英語運用能力上の長所が書かれている
DABILITIES MEASURED(項目別正答率)リスニング5つ・リーディング5つの正答率
E認証の表示(デジタルのみ)「認証されました」と発行情報が出る
F二次元コード改ざんされていないことを確認するのに使う

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

写真が印刷されている理由も、公式ははっきり書いています。

「TOEIC L&Rのスコアが、企業では昇進・昇格の要件、大学や短大では単位認定の要件や入試に利用されるなど社会的責任が増大しているのを受けて、受験者をより明確に特定するために、受験者の写真をOfficial Score Certificate(公式認定証)に印刷しています」という説明です。

結果が身分を証明する書類に近い性格を持っているということになります。

なお公式は、サンプル図について但し書きを置いています。

「上図はイメージであり、実際の色・デザイン・文言とは異なる場合があります」という一文です。

さらに「デジタル公式認定証と公式認定証で、デザインが異なる場合があります」とも書かれています。

紙とデジタルで見た目が同じとは限らない、ということです。

紙のほうは全員には届きません。

公式は「紙の公式認定証は公開テストのお申し込み時に発行を『希望する』を選択された方のみに発行されます」と書いています。

紙を選ばなかった人も、デジタル公式認定証でこの10項目を見ることができます。

TOEICのAbilities Measuredのリスニング5項目を公式の表記のまま並べる

まずリスニングの5項目です。

公式が並べている表記をそのまま引用します。

  • 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
  • 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
  • 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
  • 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
  • フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

この5つを並べて見ると、2つの軸で切られていることが分かります。

1つ目の軸が「短い」か「長めの」かという、聞く音声の長さです。

2つ目の軸が「要点・目的・文脈を推測できる」か「詳細が理解できる」かという、つかむ情報の粒度です。

この2つを掛け合わせると、上から4つの項目になります。

そして5つ目だけが、この枠から外れています。

「フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる」という項目です。

明確に述べられていないものを読み取る力だと読めます。

TOEICのAbilities Measuredのリスニング5項目を軸で整理する

軸短い音声長めの音声
要点・目的・基本的な文脈を推測する項目1項目2
詳細を理解する項目3項目4
暗示された意味を理解する項目5(長さで分かれていない)項目5(長さで分かれていない)

表は当サイトで作成しました。

この整理は公式の表記をもとに私が組んだもので、公式がこの形で表を出しているわけではありません。

990点の私の見方では、伸び悩む人は項目2と項目4、つまり「長めの音声」側が落ちていることが多いと感じています。

ただし、これは私が指導の場で見てきた印象であって、公式が公表している統計ではありません。

TOEICのAbilities Measuredのリーディング5項目を公式の表記のまま並べる

次にリーディングの5項目です。

こちらも公式の表記をそのまま引用します。

  • 文書の中の情報をもとに推測できる
  • 文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる
  • ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる
  • 語彙が理解できる
  • 文法が理解できる

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

リスニングと違い、こちらは長さではなく働きで分かれています。

最初の3つが文書を読む力、後ろの2つが言葉そのものの力です。

1つ目の「推測できる」は、書かれていないことを補って読む力です。

2つ目の「具体的な情報を見つけて理解できる」は、探して当てる力です。

3つ目の「ちりばめられた情報を関連付ける」は、離れた場所をつなぐ力です。

公式が「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間で」と書いているのが要点になります。

1つの文書の中だけでなく、複数の文書をまたぐ場合も同じ項目に入っているということです。

TOEICのAbilities Measuredのリーディング5項目を2つの層に分ける

層項目何を見ているか
文書を読む力情報をもとに推測できる書かれていないことを補う
文書を読む力具体的な情報を見つけて理解できる探して当てる
文書を読む力ちりばめられた情報を関連付けることができる離れた場所をつなぐ
言葉そのものの力語彙が理解できる単語を知っているか
言葉そのものの力文法が理解できる構造を取れるか

表は当サイトで作成しました。

この2層の分け方も、公式の表記をもとに私が組んだものです。

講師として見ると、語彙と文法の2項目は伸ばした結果が他の3項目にも回ってくる土台です。

逆に、語彙と文法が高いのに上の3項目が低い場合は、読む速さや情報の探し方に原因があると考えられます。

ここは私の解釈で、公式がそう書いているわけではありません。

TOEICのAbilities Measuredのグラフの読み方|横棒と三角形

Abilities Measuredは、数字だけでなくグラフで示されます。

公式は「今回あなたが受験したテストフォーム(テスト問題)におけるあなたの正答率はグレーの横棒グラフで示されます」と書いています。

つまり、自分の正答率がグレーの棒の長さになります。

そして、その棒の上に比較の目印が乗っています。

公式の表現は「三角形の横の数字は同じテストフォームを受験した方のAverage(平均正答率)を示しています」です。

三角形が平均、棒が自分、という読み方になります。

TOEICのAbilities Measuredのグラフに出てくる記号

見た目公式の説明読み方
グレーの横棒今回あなたが受験したテストフォームにおけるあなたの正答率長いほど自分の正答率が高い
三角形の横の数字同じテストフォームを受験した方のAverage(平均正答率)自分の棒がここを超えているかを見る

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

大事なのは、比較の相手が「同じテストフォームを受験した方」に限られている点です。

全受験者の平均でも、全期間の平均でもありません。

同じ日に同じ問題を解いた人たちの平均だと読めます。

990点の私の見方では、この三角形をどう見るかで次の勉強の優先順位が決まります。

三角形を大きく下回っている項目が、いちばん短い時間で埋まる差だからです。

逆に、三角形を大きく上回っている項目は、もうそれ以上の投資効率が落ちていると考えられます。

ただし、これは私の判断基準であって、公式が優先順位を示しているわけではありません。

TOEICのAbilities Measuredを他の回と比べてはいけない理由

ここが、この欄でいちばん注意すべき仕様です。

公式は、比較の禁止を2文にわたって書いています。

1文目が「各項目の正答率は他のテストフォームを受験した受験者のものと比較できません」です。

2文目が「また、今回の正答率をあなたが他のテストフォームで受験した際の正答率と比較することもできません」です。

他人とも比べられないし、過去の自分とも比べられない、ということになります。

理由はテストフォームが違うからだと読めます。

同じ項目名でも、回によって出た問題の難しさが違うためです。

  • 他の回を受けた人の正答率と比べる=公式はできないと書いている
  • 自分が別の回で取った正答率と比べる=公式はできないと書いている
  • 同じ回を受けた人のAverage(平均正答率)と比べる=三角形として認定証に載っている

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

つまり、比べてよい相手は「同じテストフォームを受けた人の平均」だけです。

公式がわざわざ三角形を印刷しているのは、そこが唯一の比較軸だからだと読めます。

講師として見ると、この仕様を知らずに落ち込む人が本当に多いところです。

前回は項目3が70%だったのに今回は60%だった、だから下がった、と受け取ってしまいます。

しかし公式は、その比べ方自体ができないと明言しています。

推移を見たいのであれば、正答率ではなくスコアのほうを見るのが筋になります。

スコアは同一化という統計処理を通してそろえられている数字だからです。

TOEICのAbilities MeasuredとScore Descriptorsの違い

認定証には、Abilities Measuredとよく似た位置にもう1つの欄があります。

Score Descriptors(スコアディスクリプターズ・レベル別評価)です。

公式の説明は「あなたが今回取得したスコアをもとに、あなたの英語運用能力上の長所が書かれています」です。

ここで効いてくるのが「スコアをもとに」という言葉です。

Score Descriptorsは、自分の解答そのものではなく、取得したスコアの帯から導かれています。

一方のAbilities Measuredは、自分が実際に何問正解したかから出ています。

由来がまったく違う2つの欄が、並んで印刷されているということです。

TOEICの認定証に並ぶ2つの評価欄を比べる

項目Score Descriptors(レベル別評価)ABILITIES MEASURED(項目別正答率)
何をもとに出るか今回取得したスコア今回の解答の正答率
出てくる形長所を説明する文章10項目のグレーの横棒グラフ
比較の相手同じスコア帯の受験者に一般的に認められる傾向同じテストフォームを受験した方のAverage
公式が用意している一覧レベル別評価の一覧表がある一覧表は用意されていません

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

公式は、認定証に載るのが長所だけである点も書いています。

「あなたの英語運用能力上の長所が書かれています」としたうえで、「弱点やレベルの評価はこちらをご参照ください」と別ページへ案内しています。

つまり、弱点は認定証には印刷されておらず、一覧表のほうで確かめる作りです。

その一覧表が、次の見出しで扱うScore Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)です。

TOEICのレベル別評価が示すリスニングの3つのスコア帯

公式は、レベル別評価の一覧表をリスニングとリーディングに分けて出しています。

リスニングは3つのスコア帯に分かれています。

495~375、370~275、270~5の3つです。

それぞれに「Strength(長所)」と「Weakness(弱点)」の欄があります。

TOEICのリスニングのスコア帯の区切り

スコア帯公式が書いている弱点の書き方
495~375あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められる
370~275語彙が難しいときや構文が複雑なときに、理解が困難になる
270~5表現が直接的でも要点や目的が理解できない場面がある

出典=レベル別評価の一覧表(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

いちばん上の帯だけ、弱点の書き方がまったく違うのが分かります。

公式は495~375について「解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められます」と書いています。

「のみ」という限定が付いているのは、この帯だけです。

長所のほうを見ると、帯ごとの差はさらにはっきりします。

495~375では「短い会話において、応答が間接的だったり、または簡単に予測できないようなものであっても」要点や目的が推測できるとされています。

370~275では「特に語彙が難しくないときは、話の主旨、目的、基本的な文脈が推測できることもある」という書き方に変わります。

「できる」と「できることもある」の差が、そのまま帯の差になっています。

270~5では、写真描写や、情報が何度も繰り返される場合が長所として挙げられています。

公式はこの帯に補足も置いています。

「170点以下のスコアを取得した受験者には、200点前後のスコアを取得した受験者の長所がいくらか認められることがありますが、成績はより不安定になりがちです」という記載です。

990点の私の見方では、370~275の帯にいる人が次に狙うべきは語彙です。

公式が挙げている弱点の多くが「難しい語彙が使われている場合」から始まっているからです。

TOEICのレベル別評価が示すリーディングの4つのスコア帯

リーディングは、リスニングより1つ多い4つの帯に分かれています。

495~425、420~325、320~225、220~5の4つです。

区切りの位置もリスニングとは違います。

TOEICのリーディングのスコア帯の区切り

スコア帯公式が書いている特徴の要点
495~425文章全体にわたる情報を関連付けられ、幅広い語彙や慣用句的な使い方も理解できる
420~325限られた範囲内では情報を関連付けられるが、広い範囲にわたる関連付けができない
320~225同じ表現が問題に使われていれば正答できるが、言い換えや情報の関連付けが必要な推測ができない
220~5あまり広い範囲を読む必要がないときに、簡単な語彙とよく使われる句が理解できる

出典=レベル別評価の一覧表(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

この4行を上から下へ読むと、共通する軸が1本見えてきます。

「情報を関連付けられる範囲の広さ」です。

495~425では「文章全体にわたる情報を関連付けることができる」と書かれています。

420~325では「文章の限られた範囲内では情報を関連付けることができる」に狭まります。

320~225では「一つの文、または二つの文にわたる情報を関連付けることができることもある」とさらに狭まります。

220~5では「一つの文中の情報さえ、関連付けることができないことが多い」と書かれています。

もう1本の軸が語彙です。

495~425は「幅広い語彙」、420~325は「中級レベルの語彙」、320~225は「簡単な語彙」、220~5は「限られた語彙」と段階的に変わります。

220~5の帯にも、リスニングと同じ形の補足があります。

「120点以下のスコアを取得した受験者には、150点前後のスコアを取得した受験者の長所がいくらか認められることがありますが、成績はより不安定になりがちです」という記載です。

講師として見ると、この一覧表はAbilities Measuredの10項目と読み合わせるときに力を発揮します。

10項目で低かったところが、一覧表の弱点の記述とそのまま重なることが多いからです。

ここは私の解釈で、公式が2つを突き合わせる読み方を案内しているわけではありません。

TOEICのAbilities Measuredが載る認定証が本物かを確かめる仕組み

Abilities Measuredは、受け取った相手が中身を確かめられる形で印刷されています。

デジタル公式認定証には、認証のブロックがあります。

公式は「『認証されました』と表示されたら、デジタル公式認定証が本物である証明です」と書いています。

そこに並ぶ項目名も公表されています。

  • ISSUE DATE:発行日
  • ISSUER:発行者
  • ISSUER’S PUBLIC KEY:発行者の公開鍵
  • TRANSACTION ID:ブロックチェーンに記録した際の取引ID

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

使われている仕組みの名前も書かれています。

公式は「デジタル公式認定証は、デジタル証明書発行サービス『CloudCerts®』を採用しています」と書いています。

そして「CloudCerts®の採用により、暗号化された公式認定証がブロックチェーン上に記録され、改ざんできないデジタル公式認定証の付与が可能となります」と続きます。

確認の流れも説明されています。

「デジタル公式認定証を表示する際に、表示されているデジタル公式認定証とブロックチェーン上の情報を照合し、一致することを確認できた場合に『認証されました』と表示されます」という記載です。

紙に印刷した場合の確認方法もあります。

公式は「PDFや紙に印刷されたデジタル公式認定証、および公式認定証が改ざんされていないことを確認するには、表示・印字された二次元コードを利用します」と書いています。

二次元コードを読み取るとデジタル公式認定証が表示され、内容が一致するかを照合できる仕組みです。

990点の私の見方では、この仕組みがあるおかげでAbilities Measuredの数値も含めて改ざんが効かない形になっています。

提出先が数字の真偽を疑う余地が小さいということです。

TOEICのAbilities Measuredについて公式が公表していないこと

ここは、はっきり書いておきます。

Abilities Measuredは、調べても出てこない項目が多い欄です。

以下は、2026年9月16日に公式ページを確認した時点で書かれていなかったものです。

  • 10項目がそれぞれPart 1からPart 7のどれに対応するのか=公式は対応表を公表していません
  • 各項目が何問で構成されているか=公式は問題数を公表していません
  • 項目別正答率がスコアにどう反映されるか=公式は関係を公表していません
  • Average(平均正答率)の具体的な数値=回ごとに変わるため公表されていません
  • 項目別正答率が何%なら十分かという基準=公式は基準を示していません
  • ABILITIES MEASURED の一覧表=Score Descriptorsと違い、一覧表は用意されていません

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

公式が書いているのは、10項目の文言と、グラフの読み方と、比較の禁止までです。

ですので、この記事では「項目3が何%を切ったらPart 3を勉強する」といった基準も書きません。

公式に無い基準を書くと、それを信じて勉強の順番を決める人が出てくるからです。

項目とパートの対応についても同じです。

「長めの会話」という言い方から想像はできますが、公式が対応を明言していない以上、この記事では対応表を作りません。

なお、パートごとのおおよその正答率については、公式が別の場所で用意しています。

TOEIC申込サイトの「あなたへのアドバイス」にある「あなたの正答率」が、問題形式のPartごとの正答率を出す仕組みです。

パート単位で知りたい人は、認定証ではなくそちらを見るのが公式の順路になります。

TOEICのAbilities Measuredを勉強に使う手順|990点講師の見方

ここからは公式の記述ではなく、私の解釈です。

10項目の正答率を、次の受験までの勉強にどうつなげるかという話になります。

TOEICのAbilities Measuredを読むときの順番

順番やること根拠にする公式の記述
1三角形より下にある項目だけを拾う三角形は同じテストフォームを受験した方のAverage
2拾った項目をリスニングとリーディングに分けるリスニング5つ・リーディング5つで構成されている
3リーディング側は語彙と文法を先に見る語彙と文法が独立した項目として置かれている
4リスニング側は「短い」か「長めの」かを見る項目が音声の長さで分かれている
5前回の正答率とは比べない他のテストフォームの正答率とは比較できない

表は当サイトで作成しました。

この順番は私が指導の場で使っているもので、公式が案内している手順ではありません。

1つ目の「三角形より下だけを拾う」は、やることを絞るためです。

10項目すべてに手を付けようとすると、結局どれも中途半端になります。

平均を上回っている項目は、いまの実力で通用しているということなので後回しで構いません。

3つ目でリーディングの語彙と文法を先に見るのは、この2つが他の項目の土台になっているからです。

語彙が取れていないのに「ちりばめられた情報を関連付ける」練習をしても、読めない単語の前で止まります。

4つ目の「短いか長めか」は、教材の選び方に直結します。

短い音声の項目が低いなら短い会話の問題を、長めの音声の項目が低いなら長めの説明文の問題を数多く解くことになります。

5つ目は、この記事で何度も書いてきた点です。

前回と比べることは公式が明確にできないと書いているので、推移はスコアで見てください。

そして、これらは英語の勉強に役立つ見方であって、必ず点が動くと約束するものではありません。

同じ項目が低い人でも、原因が語彙なのか速度なのか集中力なのかで打つ手は変わります。

その意味でも、10項目は答えではなく、自分に質問を投げるための材料だと考えるのが健全です。

この記事で使ったTOEICの一次ソース

この記事に出てくる項目名・グラフの説明・スコア帯は、すべて以下の公式ページから取りました。

確認した日はいずれも2026年9月16日です。

記事中の表は、公式の記述をもとに当サイトで作成しました。

公式の図表そのものは転載していません。

項目の文言や仕様は変更されることがありますので、最新の記載は公式ページで確認してください。

スコアそのものの目安については、TOEICの点数の目安をまとめた記事も合わせて読むと全体像がつかみやすくなります。

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