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TOEIC 400点は上位88.3%|公式スコア分布の全19区分での位置を計算した

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

スコア・人数・割合はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月16日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

TOC

【結論】TOEIC 400点は上位88.3%|公式の分布表で全19区分の下から9番目

TOEIC 400点という点数に、公式の定義はありません。

公式が出しているのは、実施回ごとのスコア分布表だけです。

その表は50点きざみの区分でできていて、400点が入るのは「395」と書かれた区分です。

その区分の%の欄に書かれていた数字は11.7でした。

100から11.7を引いた88.3%が、400点の人から見て「自分より上にいる人」の割合です。

言いかえると、8人か9人に1人ぶんだけ自分より下がいる、という位置になります。

項目公式の数字
400点が入るスコア区分395
その区分の%(公式の表記)11.7
上位何%か(100-11.7・当サイト計算)88.3%
その区分の人数1,185人
その回の受験者数14,415人
区分の総数(トータル)19区分
395区分の位置下から9番目・上から11番目

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

この分布表は実施回を選んで表示する形式で、回が変われば数字も入れ替わります。

2026年9月16日に公式ページを開いたとき、表示されていた回の受験者数は14,415人でした。

そのとき実施回の一覧のいちばん上にあったのは、2026年7月12日(午後)の回です。

この記事の数字は、すべてこの1回分の表から取ったものです。

TOEIC 400点の「上位88.3%」はどうやって出した数字か

TOEICの分布表の%は「その点に満たない人の割合」である

この88.3という数字は、公式ページのどこにも書かれていません。

公式が書いているのは11.7のほうで、88.3は私が引き算をして出しました。

そう計算していい理由も、公式のページに書いてあります。

公式は、分布表の%について「取得したスコアに満たない受験者が全体でどの位を占めているか」を示すものだと説明しています。

この考え方の名前はPercentile Rank(パーセンタイルランク・下位者100分比)です。

公式認定証の見方のページには、もっと分かりやすい例が載っています。

「リスニングでスコア300点、パーセンタイルランクが41%という場合には、リスニングスコア300点未満の受験者が全体の41%いることを示します。つまり、リスニングスコア300点を取得した受験者は上位59%に位置することになります」と公式が書いています。

100から引くという操作は、公式自身がやって見せている操作です。

だから400点についても、100-11.7=88.3として構いません。

TOEIC 400点ちょうどの人は「上位80.1~88.3%」の幅に入る

ここは正直に書きます。

11.7という数字は、正確には「395点未満の人の割合」です。

400点ちょうどの人の下には、395点未満の人に加えて、395点ちょうどの人もいます。

ところが公式の表は50点きざみなので、395点と400点を分けた人数は公表されていません。

ひとつ上の区分である445の%は19.9でした。

つまり400点ちょうどの人は、下に11.7~19.9%、上に80.1~88.3%がいる、という幅でしか言えません。

言えること数字根拠
395点未満の人の割合11.7%公式の395区分の%
445点未満の人の割合19.9%公式の445区分の%
400点の人より下にいる人11.7~19.9%上の2つから当サイトが計算
400点の人より上にいる人80.1~88.3%100から上の値を引いた

表は当サイトで作成しました。

990点を取っている私の見方では、この幅はまったく気にしなくていい幅です。

80%なのか88%なのかで、明日やるべき勉強が変わることはないからです。

ここは私の解釈ですが、400点の人が見るべき数字は順位ではなく、この後に出てくるセクションの内訳のほうです。

出典=デジタル公式認定証・公式認定証の形式(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 400点と同じ区分にいた人は1,185人|受験者の8.2%

395区分の人数は1,185人と書かれていました。

この区分がカバーするのは395点から440点までです。

その回の受験者数は14,415人でした。

1,185を14,415で割ると0.0822になるので、受験者の8.2%がこの区分にいたことになります。

この割合は、公式ページには書かれていません。当サイトが割り算で出した数字です。

TOEIC 400点の区分は、人数の山からすでに外れている

同じ表で、いちばん人数が多かったのは595区分の1,539人です。

次が545区分の1,534人、その次が495区分の1,455人でした。

395区分の1,185人は、いちばん多い595区分と比べると77%の人数です。

つまり400点は、人数の山のてっぺんではなく、山を下りきったあたりの裾野にあります。

  • 595区分=1,539人(この回でいちばん多い区分)
  • 545区分=1,534人
  • 495区分=1,455人
  • 645区分=1,398人
  • 445区分=1,301人
  • 395区分=1,185人(400点が入る区分)
  • 345区分=829人
  • 295区分=546人

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

講師として見ると、345区分と395区分のあいだで人数が829人から1,185人へ跳ね上がっているのが目を引きます。

なぜそうなるのかを公式は説明していないので、理由は分かりません。

ここから先は私の推測になるので、記事には書かないでおきます。

TOEIC 400点は平均598.1点より198.1点ひくい

同じ回の平均スコアは、トータルで598.1点と公表されています。

リスニングの平均が331.8点、リーディングの平均が266.3点で、足すと598.1点になります。

400点は、この平均より198.1点ひくい位置です。

項目リスニングリーディングトータル
最高スコア495495990
最低スコア5510
平均スコア331.8266.3598.1
標準偏差82.092.5166.8

表は当サイトで作成しました。数値はすべて小数点以下第2位を四捨五入したものだと公式が注記しています。

TOEICの標準偏差から400点の位置を検算する

公式は標準偏差についても説明を載せています。

「すべてのスコアが正規分布しているという仮説に従えば、『平均スコア+標準偏差』から『平均スコア-標準偏差』の間に、全受験者の68%が含まれている」と書かれています。

この回でその計算をすると、598.1-166.8=431.3点、598.1+166.8=764.9点になります。

431.3点から764.9点のあいだに、全受験者の68%が入るという計算です。

残りの32%は上下に半分ずつなので、431.3点より下は16%ということになります。

400点は431.3点より下なので、この仮説のうえでは下側16%の側に入ります。

実測の分布表では、395点未満が11.7%、445点未満が19.9%でした。

431.3点はこの2つの区分のあいだにあるので、仮説の16%は実測の11.7~19.9%にちゃんと収まっています。

2つのまったく違う道すじで出した数字が一致したので、この記事の「上位88.3%」という計算は信じてよい、と私は判断しました。

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 400点のセクション配分は79通りある|公式は組み合わせを決めていない

公式は、トータルスコアに対してセクションの内訳を決めていません。

公式が決めているのは3つだけです。

  • リスニングは5点から495点まで
  • リーディングは5点から495点まで
  • トータルは10点から990点まで、すべて5点きざみ

この3つだけで、400点になる組み合わせの数は決まります。

リスニングの最低は5点なので、リーディングは最大でも395点までです。

逆にリーディングの最低も5点なので、リスニングも最大395点までになります。

リスニングが5点から395点まで5点きざみで動けるので、(395-5)÷5+1で79通りです。

リスニングリーディングトータル
5395400
100300400
200200400
220180400
300100400
3955400

表は当サイトで作成しました。79通りのうち6通りだけを抜き出しています。

TOEIC 400点の「自然な内訳」は200点ずつではない

ここは講師としての読み方です。

同じ回の平均は、リスニング331.8点・リーディング266.3点でした。

リスニングのほうが65.5点も高いのが、この試験の平均的な姿です。

平均と同じ比率で400点を分けると、リスニングが約222点、リーディングが約178点になります。

つまり400点の標準的な姿は、200点ずつの半分半分ではなく、リスニング220点・リーディング180点あたりです。

この計算は公式が出したものではなく、公式の平均スコアから当サイトが出した目安です。

出典=テスト結果について(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 400点はリスニングとリーディングのどちらかが必ず最下段に入る

これは公式の表から計算だけで出てくる、かなり強い結論です。

公式は「レベル別評価の一覧表(Score Descriptor Table)」というページを出しています。

そこではリスニングが3段、リーディングが4段に区切られています。

セクション段スコア範囲(公式の表記)
リスニング1段目495~375
リスニング2段目370~275
リスニング3段目(最下段)270~5
リーディング1段目495~425
リーディング2段目420~325
リーディング3段目320~225
リーディング4段目(最下段)220~5

出典=レベル別評価の一覧表(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

TOEIC 400点で両方が最下段を抜けるのは算数として不可能

リスニングが最下段を抜けるには275点が要ります。

リーディングが最下段を抜けるには225点が要ります。

275と225を足すと500点です。

400点は500点に届かないので、リスニングかリーディングのどちらかは必ず最下段に残ります。

これは私の意見ではなく、公式が公表している区切りの数字だけで決まることです。

TOEIC 400点ではリーディングの1段目に入ることもできない

リーディングの1段目は425点からです。

ところが400点のときリーディングは最大でも395点までしか取れません。

つまりトータル400点の人がリーディングの1段目に入ることは、ありえません。

一方リスニングの1段目は375点からなので、こちらは届きます。

ただしリスニングを375点以上にすると、リーディングは25点以下になります。

  • リーディングを3段目(320~225)に入れるには、リスニングを175点以下にする必要がある
  • リーディングを2段目(420~325)に入れるには、リスニングを75点以下にする必要がある
  • リスニングを2段目(370~275)に入れると、リーディングは125点以下になり最下段のまま
  • リスニングを1段目(495~375)に入れると、リーディングは25点以下になる

990点を取っている私の見方では、400点は「どちらか一方の足を引きずっている点数」ではなく「片方の足がまだ地面に着いていない点数」です。

だから400点の段階で両方を同時に伸ばそうとすると、どちらも中途半端になりやすいと考えています。

ここは私の解釈で、公式がそう言っているわけではありません。

TOEIC 400点とCEFRの対照表|トータルだけではレベルが決まらない

公式は、TOEICのスコアとCEFRを対応させた表も出しています。

CEFRはヨーロッパで作られた語学力のものさしで、A1からC2までの6段階があります。

ここで大事なのは、公式の対照表がトータルスコアではなくセクションごとのスコアで作られていることです。

CEFRレベルリスニングの最低スコアリーディングの最低スコア
C1490~455~
B2400~385~
B1275~275~
A2110~115~
A160~60~

出典=TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

数字はそれぞれのレベルに対応する最低スコアを示している、と公式が注記しています。

TOEIC 400点はCEFRのどこかを1つに決められない

トータル400点の人が、たとえばリスニング280点・リーディング120点だったとします。

この人のリスニングはB1、リーディングはA2にあたります。

同じ400点でも、リスニング120点・リーディング280点ならリスニングがA2、リーディングがB1です。

同じトータル400点でも、CEFRの見え方は組み合わせによって変わります。

なお両方のセクションをB1にすることはできません。

B1の最低はどちらも275点で、足すと550点になるからです。

一方、両方をA2以上にすることはできます。

リスニング110点以上・リーディング115点以上なので、足しても225点で、400点なら十分に届きます。

この条件を満たす組み合わせは、リスニング110点から285点までの36通りです。

79通りのうち36通りなので、半分弱にあたります。

この数え上げは公式が出したものではなく、公式が公表している数字をもとに当サイトが計算したものです。

講師として見ると、400点の人にとっていちばん現実的な目標は「両方のセクションをA2の線まで持ち上げる」ことになります。

公式は、TOEIC TestsではおおよそA1からC1程度の英語力を測定できると書いています。

TOEIC 400点を全体に置く|トータルのスコア分布を全19区分そのまま出す

400点だけを見ても位置が分からないので、公式の表を全部並べます。

スコア区分人数%(その点に満たない人)
89559695.9
84558891.8
79583786.0
7451,04478.7
6951,25570.0
6451,39860.3
5951,53949.7
5451,53439.0
4951,45528.9
4451,30119.9
3951,18511.7
3458295.9
2955462.1
2452270.6
195660.1
14590.0
9530.0
4510.0
1020.0
合計14,415-

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

400点が入る395区分より下には、345・295・245・195・145・95・45・10の8区分しかありません。

その8区分に入っていた人を足すと、829+546+227+66+9+3+1+2で1,683人です。

1,683を14,415で割ると11.67%になり、公式が書いている11.7とぴったり合いました。

この検算ができたので、この表の%の読み方は間違っていないと断言できます。

TOEIC 400点の人のリスニングはどこにいるか|全19区分の分布

セクションごとの分布表も公式が出しています。

こちらは25点きざみで、19区分に分かれています。

リスニングのスコア区分人数%(その点に満たない人)
47063095.6
44586789.6
42098982.8
3951,18574.5
3701,24765.9
3451,54755.2
3201,94041.7
2951,47131.5
2701,01924.4
2451,16116.4
2201,1038.7
1956094.5
1703721.9
1451770.7
120730.2
95170.1
7010.0
4510.0
560.0
合計14,415-

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

さきほど出した「400点の標準的な内訳」であるリスニング220点は、この表の220区分に入ります。

220区分の%は8.7でした。

つまりリスニング220点の人より下にいるのは、リスニングだけで見ると8.7%しかいません。

この回でいちばん人数が多かったリスニングの区分は320区分の1,940人でした。

リスニングの人数の山は320点あたりにあり、220点はそこからずいぶん下です。

TOEIC 400点の人のリーディングはどこにいるか|全19区分の分布

リーディングのスコア区分人数%(その点に満たない人)
47019298.7
44524996.9
42039894.2
39557690.2
37090683.9
34598977.0
3201,02269.9
2951,26461.2
2701,24752.5
2451,48942.2
2201,40032.5
1951,18324.3
1701,09716.7
1451,0509.4
1207923.9
954001.1
701350.2
4580.1
5180.0
合計14,415-

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

「400点の標準的な内訳」であるリーディング180点は、この表の170区分に入ります。

170区分の%は16.7でした。

リスニング220点の8.7%に対して、リーディング180点は16.7%です。

同じトータル400点を作っていても、リーディングの低さのほうが「よくあること」で、リスニングの低さのほうが珍しい、という読み方になります。

リーディングの分布は、リスニングよりも下のほうに人が広がっています。

  • リスニングで195点未満の人は4.5%
  • リーディングで195点未満の人は24.3%
  • リスニングで395点未満の人は74.5%
  • リーディングで395点未満の人は90.2%

講師として見ると、400点の人がまず動かしやすいのはリーディングのほうだと考えています。

下のほうに人が密集しているということは、少し動くだけで順位が大きく変わるということだからです。

ここは私の解釈で、公式がそう書いているわけではありません。

TOEIC 400点から上の区分へ動くと割合はどう変わるか

400点の次の区分は445、その次が495です。

区分を1つ上げるだけで、下にいる人の割合は11.7から19.9へ、8.2ポイント増えます。

区分その点に満たない人(%)395区分からの差(当サイト計算)
395(400点が入る区分)11.7-
44519.9+8.2
49528.9+17.2
54539.0+27.3
59549.7+38.0

表は当サイトで作成しました。%は公式の数字、差は引き算で出した値です。

400点から200点ぶん上げて595区分に入ると、下にいる人の割合は11.7%から49.7%になります。

ちょうど真ん中に立つ、ということです。

公式は「何点を目指すべきか」を受験者に指定していません。

目標スコアの目安についても、公式が全員共通の基準を出しているわけではありません。

この記事で言えるのは、400点から見て「真ん中」は約200点うえにある、という距離だけです。

TOEIC 400点は素点ではない|Equatingという統計処理で出る換算点

400点というのは、200問のうち何問正解した、という数そのものではありません。

公式はこう書いています。

このスコアは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。

出典=テスト結果について(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

だから「400点は何問正解か」という問いには、公式のデータからは答えられません。

正答数とスコアの対応表を、公式は公開していないからです。

TOEICは誤答で減点されない

公式は採点についても書いています。

「TOEIC L&Rの採点は正解数に基づいて行われます。誤った解答は減点されませんので、答えに迷った場合でもどれか1つにマークすることをお勧めします」という記述です。

続けて「特にリーディングセクションにおいては時間配分に注意し、最後の問題まで解答欄にマークするように心がけてください」とも書かれています。

これは公式が受験者に向けて出している、数少ない直接のアドバイスです。

400点あたりの人にとっては、ここが生きてくる場面が多いと私は見ています。

TOEICの回ごとの難しさの差は統計処理で吸収されている

公式は、回ごとの平均スコアの差についても説明しています。

「どのテスト問題、どの試験回を受験いただいても、一貫した評価基準にてスコアが算出されます」と書かれています。

そのうえで「各試験回間の平均スコア・スコア分布に差異があるのは、各回の受験集団が異なることが主な理由です」と続きます。

つまり「この回は簡単だったから400点が出た」という考え方は、公式の説明とは合いません。

TOEICは200問・約2時間のテストである

公式が書いているテストの形は次のとおりです。

項目公式の表記
リスニング約45分間・100問
リーディング75分間・100問
合計約2時間で200問
形式マークシート方式の一斉客観テスト
パート数Part1からPart7までの7つ
出題形式毎回同じ

出典=テストの形式と構成(IIBC公式)、2026年9月16日確認。表は当サイトで作成しました。

公式は「テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません」とも書いています。

問題数の内訳も公表されています。

  • Part1 写真描写問題 6問
  • Part2 応答問題 25問
  • Part3 会話問題 39問
  • Part4 説明文問題 30問
  • Part5 短文穴埋め問題 30問
  • Part6 長文穴埋め問題 16問
  • Part7 1つの文書29問・複数の文書25問

リーディングの100問のうち54問がPart7に集まっているのが、この表のいちばん大事なところだと私は見ています。

TOEIC 400点を取ったあと公式が見せてくれる3つの数字

スコアだけを見て終わりにするのは、いちばんもったいない受け方です。

公式は、スコアのほかにも受験者に数字を出しています。

TOEICのABILITIES MEASURED(項目別正答率)

公式認定証には、リスニングで5つ、リーディングで5つの項目別の正答率が載ります。

  • リスニング|短い会話などで要点・目的・基本的な文脈を推測できる
  • リスニング|長めの会話などで要点・目的・基本的な文脈を推測できる
  • リスニング|短い会話などにおいて詳細が理解できる
  • リスニング|長めの会話などにおいて詳細が理解できる
  • リスニング|フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる
  • リーディング|文書の中の情報をもとに推測できる
  • リーディング|文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる
  • リーディング|ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる
  • リーディング|語彙が理解できる
  • リーディング|文法が理解できる

公式は「各項目の正答率は他のテストフォームを受験した受験者のものと比較できません」と注意書きを添えています。

前回の自分の正答率と今回を並べて比べることもできない、とも書かれています。

ここは誤解が多いところなので、公式の書き方のまま覚えておくのが安全です。

TOEICの「あなたへのアドバイス」

公式は、試験日から19日後を目途にオンラインで見られるデータも用意しています。

見られるのは「あなたの正答率」「今後に向けて」「属性別平均スコア」の3つだと書かれています。

このうち「今後に向けて」の仕組みが、400点の人にはとくに関係します。

公式の説明では、受験者を9つのスコア帯に分け、自分より1つ上のスコア帯の受験者の結果と比べてパート別の正答率を分析するそうです。

そのうえで、優先的に学習するとよいパートについてのアドバイスが出る、と書かれています。

いきなり990点と比べるのではなく、1つ上の帯と比べる形になっているところが、この仕組みのよくできている点です。

対象は2024年6月以降に実施するTOEIC L&R公開テストで、団体特別受験制度(IPテスト)は対象外だと明記されています。

ダウンロードできる帳票PDFはない、とも書かれています。

出典=「あなたへのアドバイス」について(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEICのScore Descriptors(レベル別評価)

公式認定証には、スコアをもとにした英語運用能力上の長所が書かれます。

弱点のほうは、公式サイトの「レベル別評価の一覧表」で確認する形になっています。

400点の人がいる段の弱点として、公式は具体的な記述を並べています。

リーディングの最下段(220~5)では「文章中の情報について、推測ができない」「事実に基づく情報の、言い換えが理解できない」などが挙げられています。

さらに「解答するとき、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼る」とも書かれています。

同じ単語を探すやり方に頼っている、という指摘は、990点の私から見てもよくできた言い当て方です。

リーディングの3段目(320~225)に上がると、この弱点の書き方が「言い換え、または情報の関連付けが必要な推測ができない」へ変わります。

公式の言葉づかいを追うだけでも、次に何ができるようになればいいかが見えます。

TOEIC 400点についてよくある質問

TOEIC 400点は不合格ということですか

いいえ、合格も不合格もありません。

公式は「テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで表示されます」と書いています。

合否という考え方そのものが、このテストにはありません。

TOEIC 400点は英検でいうと何級ですか

分かりません。公式は英検との対照表を出していません。

公式が出している対照表は、CEFRとの対照表と、TOEIC Bridge L&RやTOEIC S&Wとのスコア比較表です。

他の英語試験との換算については、公式ページに記載が見当たりませんでした。

TOEIC 400点は何問正解すれば取れますか

公式のデータからは答えられません。

スコアはEquatingという統計処理を通した換算点で、正答数とスコアの対応表を公式は公開していないからです。

「およそ何問」と書いている情報を見かけることがありますが、その根拠は公式にはありません。

TOEIC 400点でも公式認定証はもらえますか

スコアによって出る・出ないが変わる、という記述は公式にありません。

公式が書いているのは、2025年4月以降のTOEIC L&R公開テストでは、申し込み時に発行を「希望する」を選択した人にだけ紙の公式認定証を発送する、ということです。

デジタル公式認定証のほうは、試験日から19日後を目途にログイン後のページに発行されると書かれています。

紙のほうは試験日から30日以内に発送、とも記載されています。

TOEIC 400点のスコアはいつまで使えますか

公式が「有効期限」という言葉で期限を定めている記述は見つかりませんでした。

ただし手続きのほうには、試験日から2年という線が何度も出てきます。

  • 公式認定証の再発行=試験日から2年を過ぎたものは再発行できない
  • 公開テスト スコア確認サービス=試験日から2年を経過したスコアは提出を依頼できない
  • 「あなたへのアドバイス」=受験がない場合は試験日から2年経過後に表示されなくなる

スコアそのものが消えるのではなく、協会が扱ってくれる手続きの側に2年という線がある、という書き方です。

この話だけをくわしくまとめた記事もあります。

TOEICスコアの有効期限について公式の記述を並べた記事はこちら

TOEIC 400点の人は何人くらいいるのですか

分布表の1回分でいえば、395区分に1,185人でした。

ただしこれは1回のテストの数字で、年間の受験者数はけたが違います。

公式は年度別の受験者数も出していて、公開テストは年間70万人台、団体特別受験制度(IP)を足した合計は年間170万人台でした。

公式は2つの年度ぶんを並べて掲載していますが、取得したページのテキストからはどちらの数字がどちらの年度か確実に対応づけられなかったので、年度を特定せずに書いています。

公式の定義では、公開テストは個人が申し込んで協会の管理下で実施する受験制度です。

団体特別受験制度は、企業や大学などの団体が所属する社員・学生を対象に随時実施する受験制度だと書かれています。

まとめ|TOEIC 400点は「リーディングの最下段から抜ける点数」

この記事で公式から取った数字を、もう一度並べます。

問い答え出どころ
400点は上位何%か88.3%(幅で言えば80.1~88.3%)公式の11.7%から当サイトが計算
同じ区分に何人いたか1,185人(受験者の8.2%)公式の人数と受験者数から計算
平均との差198.1点ひくい公式の平均598.1点
セクションの組み合わせ79通り公式の5点きざみ・各5~495点から計算
レベル別評価どちらか一方は必ず最下段公式の区切り275点と225点から計算
CEFRトータルだけでは決まらない公式の対照表がセクション別のため

表は当サイトで作成しました。

990点を取っている私が、この記事を通していちばん言いたかったのは1つです。

400点という数字を上位何%かで受け取るのではなく、セクションの内訳で受け取ってほしい、ということです。

公式の区切りから計算すると、400点ではリスニングかリーディングのどちらかが必ず最下段に残ります。

そして分布を見るかぎり、下のほうに人が密集しているのはリーディングの側です。

リーディングの最下段は220点までで、そこを抜けるのに必要なのは225点です。

この線を越えると、公式の弱点の記述が「同じ単語を探すことに頼る」から「言い換えや情報の関連付けが必要な推測ができない」へ変わります。

読み方そのものが変わる場所なので、ここが400点の人にとっていちばん役に立つ目印だと私は考えています。

これは私の解釈で、公式が「ここを目標にしなさい」と書いているわけではありません。

公式が公表しているのは、あくまで分布表・平均スコア・レベル別評価・項目別正答率の4つです。

どの数字も、リンク先の公式ページでそのまま確認できます。

この記事で使ったTOEICの一次ソース

この記事で引用した公式ページを、全部並べます。

すべて2026年9月16日に確認しました。

スコア分布は実施回ごとに入れ替わるので、最新の数字はリンク先でご確認ください。

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