この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。
分数・時刻・問題数はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。
確認した日は2026年9月16日です。
公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。
【結論】TOEIC 試験時間は約15分〜約2時間|L&Rだけは会場に約3時間10分いる
TOEIC Programには5つのテストがあり、試験時間はテストごとに別々に決められています。
いちばん長いのがTOEIC Listening & Reading Test(以下L&R)の合計約2時間、いちばん短いのがTOEIC Bridge Speaking Testの約15分です。
そして、この記事でいちばん伝えたいのはここです。
L&Rは「テストが約2時間」なのに、公式の当日スケジュールを受付から解散まで足すと約3時間10分あります。
この1時間10分の差を知らずに予定を入れると、午前受験なら12時台の約束に間に合いません。
- テストそのものの時間=公式が「合計約2時間」と書いている数字
- 会場にいる時間=受付開始から解散予定までの幅。公式の当日スケジュール表から計算できる
- この2つは別物で、混同すると当日の予定が崩れる
TOEIC専門の講師として受験相談を受けていると、この差でつまずく人がいちばん多いと感じます。
ここから、5つのテストの試験時間を1枚の表に並べたうえで、L&Rの当日スケジュールを時刻で分解していきます。
TOEIC 試験時間を5つのテストで1枚の表にする
TOEICの5つのテストと試験時間の一覧
公式サイトは、テストごとに別のページで試験時間を公表しています。
5ページ分の記述を集めて1枚にすると、こうなります。
| テスト名 | 公式が書いている試験時間 | 問題数 | 形式 |
|---|---|---|---|
| TOEIC Listening & Reading Test | 合計約2時間(リスニング約45分間/リーディング75分間) | 200問 | マークシート方式の一斉客観テスト |
| TOEIC Speaking Test | 約20分 | 計11問 | 試験会場でパソコンを使用 |
| TOEIC Writing Test | 約60分 | 計8問 | 試験会場でパソコンを使用 |
| TOEIC Speaking & Writing Tests | 試験の所要時間 約1時間20分 | 計19問(11問+8問) | 試験会場でパソコンを使用 |
| TOEIC Bridge Listening & Reading Tests | 合計約1時間(リスニング約25分間/リーディング35分間) | 100問 | マークシート方式の一斉客観テスト |
| TOEIC Bridge Speaking Test | 約15分 | 計8問 | 試験会場でパソコンを使用 |
| TOEIC Bridge Writing Test | 約37分 | 計9問 | 試験会場でパソコンを使用 |
表は当サイトで作成しました。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、テストの形式と構成/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、テストの形式と構成/TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(IIBC公式)、テストの形式と構成/TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの試験時間の表記には「約」が付くものと付かないものがある
この表をよく見ると、公式の書き方が2通りに分かれていることに気づきます。
リスニングは「約45分間」「約25分間」と書かれ、リーディングは「75分間」「35分間」と「約」が付きません。
講師として見ると、これは音源の長さが回によってわずかに違うことを公式が正直に書いているのだと読めます。
ただしIIBCはその理由を明記していないので、ここは私の解釈です。
実務的には、リーディングの75分だけが自分で配分できる時間だと考えるのが安全です。
TOEIC L&Rの試験時間は合計約2時間|内訳は約45分と75分
公式の原文はこうです。
「TOEIC L&Rはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです」
つまり200問を約120分で解くので、1問あたりの持ち時間は単純計算で36秒しかありません。
TOEICのリスニングは約45分・100問で時間を自分で配分できない
リスニングセクションの問題数は、公式の表でPartごとに決まっています。
| Part | 公式の名称 | 問題数 |
|---|---|---|
| Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
| Part2 | 応答問題 | 25問 |
| Part3 | 会話問題 | 39問 |
| Part4 | 説明文問題 | 30問 |
表は当サイトで作成しました。
公式はどのPartも「1度だけ放送される」と書いています。
ここが時間の話として重要で、リスニングの約45分は自分では1秒も動かせません。
戻って聞き直す時間も、追いつくために早送りする時間も存在しないということです。
TOEICのリーディングは75分・100問で配分が完全に自由
リーディングセクションも、問題数はPartごとに決まっています。
| Part | 公式の名称 | 問題数 |
|---|---|---|
| Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
| Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 |
| Part7 | 読解問題 | 1つの文書:29問/複数の文書:25問 |
表は当サイトで作成しました。
100問を75分で解くので、1問あたり45秒です。
講師として見ると、TOEICの試験時間の話は実質この75分をどう割るかの話に集約されます。
リスニングの約45分は固定なので、時間配分という言葉が意味を持つのはリーディングだけだからです。
なお公式は、Part別の推奨時間配分は公表していません。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICにどんなテストがあるのかを先に整理したい方はTOEICの種類をまとめた記事もあわせてご覧ください。
TOEIC 試験時間と会場にいる時間は違う|午前は9:25受付・12:35解散の約3時間10分
公式の「テスト当日のご案内」には、当日の流れが時刻入りの表で載っています。
原文の時刻をそのまま並べます。
| 公式の項目名 | 午前実施 | 午後実施 | その枠の長さ |
|---|---|---|---|
| 受付 | 9:25〜9:55 | 14:05〜14:35 | 30分 |
| 試験の説明・音テスト | 9:55〜10:20 | 14:35〜15:00 | 25分 |
| 試験開始〜試験終了 | 10:20〜12:20 | 15:00〜17:00 | 2時間 |
| 問題用紙・解答用紙の回収 | 12:20〜12:35 | 17:00〜17:15 | 15分 |
| 解散 | 12:35(予定) | 17:15(予定) | ― |
表は当サイトで作成しました。
TOEICの試験時間2時間と拘束3時間10分の差=1時間10分の中身
午前実施なら、受付開始の9:25から解散予定の12:35までで3時間10分です。
テストそのものは10:20〜12:20の2時間なので、差は1時間10分あります。
この1時間10分は、次の3つで埋まっています。
- 受付の枠=30分(9:25〜9:55)
- 試験の説明・音テスト=25分(9:55〜10:20)
- 問題用紙・解答用紙の回収=15分(12:20〜12:35)
30分と25分と15分を足して70分、つまり1時間10分です。
講師として言うと、いちばん見落とされるのは最後の「回収15分」です。
12:20に解答をやめても、帰れるのは12:35だからです。
TOEICの受付時間に遅れると試験時間の前に受験できなくなる
公式は受付について、はっきりした書き方をしています。
「受付時間終了までに受付にお越しいただけない場合は受験できません」
午前実施なら9:55、午後実施なら14:35が締め切りということです。
試験開始の10:20に間に合えばよい、という話ではありません。
実質の集合時刻は試験開始の25分前だと考えてください。
TOEICの試験時間中は休憩も退室もない
公式にはもう1行、時間の使い方を決める重要な注記があります。
「受付時間終了後は休憩がありません。また、退室も認められません」
これは受付終了の9:55から解散の12:35まで、2時間40分ずっと教室にいるという意味になります。
お手洗いを済ませる最後のタイミングは受付の30分枠の中しかない、と読むのが現実的です。
もう1つ、公式は受付後の動きも指定しています。
「受付後、着席されましたら解答用紙A面の記入を始めてください」という一文です。
座ってから説明が始まるまでの待ち時間は空白ではなく、記入作業の時間として設計されています。
出典=テスト当日のご案内/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの午後実施の試験時間|14:05受付・17:15解散で幅は午前と同じ
L&R公開テストは1日2回実施で、午後の回も同じ構造です。
14:05に受付が始まり、17:15に解散予定なので、こちらも3時間10分です。
各枠の長さ(30分・25分・2時間・15分)も午前とまったく同じです。
- 午前実施=9:25受付開始/10:20試験開始/12:20試験終了/12:35解散予定
- 午後実施=14:05受付開始/15:00試験開始/17:00試験終了/17:15解散予定
- どちらの回も、会場にいる時間の幅は3時間10分
この受付時間は、公式のテスト日程ページにも「1日2回実施|受付時間(午前実施)9:25 – 9:55/受付時間(午後実施)14:05 – 14:35」と同じ形で書かれています。
講師として付け加えると、午前と午後のどちらを選んでも試験時間そのものに差はありません。
ただし1つだけ、午前の回にしか無い扱いがあります。
試験時間の延長を受ける場合で、これは後の見出しで扱います。
出典=テスト日程/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEIC Speakingの試験時間は約20分|11問の解答時間は秒で決まっている
TOEIC Speaking Testは、公式が「問題数 計11問」「テスト時間 約20分」と書いています。
そして1問ごとの解答時間と準備時間まで、秒単位で公表されています。
| 内容 | 問題数 | 解答時間 | 準備時間 |
|---|---|---|---|
| Read a text aloud(音読問題) | 2 | 各問45秒 | 各45秒 |
| Describe a picture(写真描写問題) | 2 | 各問30秒 | 各45秒 |
| Respond to questions(応答問題) | 3 | 15秒または30秒 | 0秒(各質問とビープ音の間に3秒) |
| Respond to questions using information provided(提示された情報に基づく応答問題) | 3 | 15秒または30秒 | 45秒(各質問とビープ音の間に3秒) |
| Express an opinion(意見を述べる問題) | 1 | 60秒 | 45秒 |
表は当サイトで作成しました。
TOEIC Speakingの試験時間で唯一の長い1問
11問のうち、60秒の解答時間が与えられるのは最後のExpress an opinionの1問だけです。
他の10問は15秒から45秒の間に収まります。
講師として見ると、Speakingの対策は「20分をどう配分するか」ではなく「45秒・30秒・15秒という枠に自分の発話を合わせる」練習になります。
時間はテスト側が刻んでくるので、受験者が配分する余地はありません。
なお、応答問題の準備時間が0秒である点は公式が明記しています。
質問とビープ音の間に3秒ある、という補足まで書かれています。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Speaking Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEIC Writingの試験時間は約60分|そのうち30分を1問が使う
TOEIC Writing Testは「問題数 計8問」「テスト時間 約60分」と公表されています。
こちらも問題ごとの解答時間が公開されています。
| 内容 | 問題数 | 解答時間 |
|---|---|---|
| Write a sentence based on a picture(写真描写問題) | 5 | 5問で8分 |
| Respond to a written request(Eメール作成問題) | 2 | 各問10分 |
| Write an opinion essay(意見を記述する問題) | 1 | 30分 |
表は当サイトで作成しました。
TOEIC Writingの試験時間は「配分されたブロック」で進む
8分と、10分×2問と、30分を足すと58分です。
公式の「約60分」とほぼ一致します。
ここで大事なのは、60分が1つの大きな塊として与えられるわけではないことです。
公式の表は問題ごとに解答時間を切っているので、前の問題で余った時間を後ろへ持ち越す形にはなっていません。
講師として言うと、最後のエッセイ1問に30分、つまり全体の半分が割り当てられている点がWriting対策の設計図そのものです。
30分で書き切る練習を、30分のタイマーでやる価値があります。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEIC S&Wの試験時間は約1時間20分|入場時間は15分しかない
TOEIC Speaking & Writing Testsを2つまとめて受ける場合、公式は「試験の所要時間 約1時間20分」と書いています。
内訳はTOEIC Speaking Test 約20分とTOEIC Writing Test 約60分です。
そしてL&Rと決定的に違うのが、会場に入れる時間の狭さです。
| 項目 | 公式の表記 |
|---|---|
| 実施回 | 日曜の午前・午後に1回ずつ |
| 入場時間(午前の実施) | 10:30〜10:45 |
| 入場時間(午後の実施) | 13:45〜14:00 |
| 受付でやること | 本人確認書類の確認、公式認定証用の写真撮影、座席の指定 |
| 試験時間 | 試験の所要時間 約1時間20分 |
| 休憩・退室 | 途中、休憩はありません。また、退室も認められません |
表は当サイトで作成しました。
TOEIC S&Wの試験時間は一斉に始まらない
S&Wでいちばん特徴的なのは、この一文です。
「試験開始時刻は一斉ではありません。受付が終了した方から座席へご案内いたしますので、会場でお渡しする『受験のしおり』をご覧の上、順次、試験を開始してください」
L&Rが10:20に全員そろって始めるのに対し、S&Wは受付が済んだ人から個別に始まります。
つまり終わる時刻も人によって違う、ということです。
公式はS&Wの解散予定時刻を公表していないので、終了時刻は自分では確定できません。
TOEIC S&Wは入場時間15分を逃すと試験時間に届かない
入場時間はどちらの回も15分間です。
L&Rの受付が30分あるのと比べると、半分しかありません。
公式は「入場時間内にお越しいただけない場合は受験できません。その際受験料は返金できません」と書いています。
講師として見ると、S&Wで気をつけるべき時間はテスト中の80分ではなく、この入場の15分です。
出典=テスト当日のご案内/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、申込方法・受験料/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEIC Bridge L&Rの試験時間は合計約1時間|L&Rのちょうど半分
TOEIC Bridge Listening & Reading Testsについて、公式はこう書いています。
「TOEIC Bridge Listening & Reading Testsはリスニング(約25分間・50問)、リーディング(35分間・50問)、合計約1時間で100問に答えるマークシート方式の一斉客観テストです」
L&Rの約2時間・200問に対し、Bridge L&Rは約1時間・100問です。
| 比べる項目 | TOEIC L&R | TOEIC Bridge L&R |
|---|---|---|
| リスニング | 約45分間・100問 | 約25分間・50問 |
| リーディング | 75分間・100問 | 35分間・50問 |
| 合計 | 約2時間・200問 | 約1時間・100問 |
| 形式 | マークシート方式の一斉客観テスト | マークシート方式の一斉客観テスト |
表は当サイトで作成しました。
TOEIC Bridge L&Rは試験時間あたりの問題数がほぼ同じ
問題数も時間も半分なので、1問あたりの持ち時間はL&Rとほぼ変わりません。
リーディングで計算すると、Bridgeは50問を35分なので1問42秒、L&Rは100問を75分なので1問45秒です。
講師として言うと、Bridgeは「易しい代わりに時間がゆるい」テストではありません。
英文の難度が下がるぶんだけ楽になる設計で、時間の密度そのものは維持されています。
なお公式は、Bridge L&R公開テストの当日の受付時刻や解散時刻を公表していません。
「受付時間内に余裕をもってお越しください」という案内があるだけです。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEIC Bridge S&Wの試験時間は約15分と約37分
TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsは、スピーキングが8問・約15分、ライティングが9問・約37分です。
TOEIC Programの中で、1つのテストとしてはいちばん短いのがこのスピーキングの約15分です。
TOEIC Bridge Speakingの試験時間は8問で約15分
| 内容 | 問題数 | 解答時間 | 準備時間 |
|---|---|---|---|
| Read a Short Text Aloud(音読問題) | 2問 | 各問30秒 | 各25秒 |
| Describe a Photograph(写真描写問題) | 2問 | 各問30秒 | 各30秒 |
| Listen and Retell(聞いたことを伝える問題) | 1問 | 30秒 | 15秒 |
| Short Interaction(短い応答問題) | 1問 | 30秒 | 30秒 |
| Tell a Story(ストーリー作成問題) | 1問 | 60秒 | 45秒 |
| Make and Support a Recommendation(アドバイスをする問題) | 1問 | 60秒 | 60秒 |
表は当サイトで作成しました。
TOEIC Bridge Writingの試験時間は9問で約37分
| 問題形式 | 問題数 | 解答時間 |
|---|---|---|
| Build a Sentence(文を組み立てる問題) | 3問 | 各問60秒 |
| Write a Sentence(写真描写問題) | 3問 | 各問90秒 |
| Respond to a Brief Message(短文メッセージ返信問題) | 1問 | 8分 |
| Write a Narrative(ストーリー記述問題) | 1問 | 10分 |
| Respond to an Extended Message(長文メッセージ返信問題) | 1問 | 10分 |
表は当サイトで作成しました。
3問×60秒と3問×90秒で7分30秒、これに8分・10分・10分を足すと35分30秒です。
公式の「約37分」とほぼ一致します。
本家のWriting(30分のエッセイ1問)に対して、Bridgeは10分の記述が2問という形です。
講師として見ると、長い1本を書き切る前の段階として時間が設計されているのが分かります。
出典=テストの形式と構成/TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの試験時間が延長される制度|1.5倍または2倍と15分休憩
公式には、試験時間そのものを延ばす仕組みがあります。
プライオリティサポートの中の「試験時間の延長」です。
原文はこうです。
「時間延長受験は、問題読解や解答に要する試験時間を1.5倍もしくは2倍に延長して受験いただけます」
そして、どこが延びるのかも明記されています。
「リスニングの問題と問題の間の解答時間、およびリーディングの試験時間を延長します(リスニング終了後に15分休憩あり)」
TOEICの試験時間の延長で押さえる4点
- 延長倍率は1.5倍もしくは2倍
- 延びるのはリスニングの問題間の解答時間と、リーディングの試験時間
- リスニング終了後に15分休憩がある(通常の回には休憩が無い)
- L&R公開テストの延長対応は、スケジュールの関係上、午前の実施回のみ
手続きも時間に関わるので書いておきます。
公式は「『時間延長が必要である理由・延長倍率(1.5倍/2倍)』が記載された医師の診断書が必要です」と書いています。
さらに「診断書の記載内容により、試験時間延長を許可できない場合があります」という注記もあります。
申込前に医療機関へ相談し、締切までに診断書が出せるかを確認するよう案内されています。
講師として言うと、延長を使う可能性がある方は「午前の回しか選べない」という条件が日程選びに直結します。
なお公式は、延長時の受付開始時刻や解散予定時刻を公表していません。
出典=プライオリティサポート(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの試験時間が約4時間になる点字受験
もう1つ、試験時間がまったく違う受験方法があります。
点字問題冊子による受験です。
公式の原文はこうです。
「テスト形式は、リスニング(約1時間・約94問)、リーディング(約3時間・約100問)、合計約4時間で最大194問に答えるマークシート方式です」
| 比べる項目 | 通常のTOEIC L&R | 点字問題冊子による受験 |
|---|---|---|
| リスニング | 約45分間・100問 | 約1時間・約94問 |
| リーディング | 75分間・100問 | 約3時間・約100問 |
| 合計 | 約2時間・200問 | 約4時間・最大194問 |
| Part1 | 写真描写問題6問あり | 免除(リスニングはPart2から始まる) |
表は当サイトで作成しました。
リーディングが75分から約3時間へ、つまり約2.4倍になっている点が目を引きます。
公式は、点字受験の実施月を「5月、11月の午前実施に開催」と書いています。
実施受験地は札幌、宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡です。
申込前にIIBC試験運営センタープライオリティサポート係への予約が必要とされています。
出典=点字問題冊子による受験(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの試験時間を測れるのは自分の腕時計だけ
ここまで分数と時刻を並べてきましたが、当日それを確認する手段には制限があります。
公式は当日の持ち物の5番目に腕時計を挙げ、こう注記しています。
「試験中に時刻のアナウンスはいたしません」
さらに、使えない機器も名指しで書かれています。
「置時計や、計時機能以外の機能を主に備えた機器(携帯電話、ストップウォッチ、ウェアラブル端末、スマートウォッチなど)は、時計として使用することはできません」
TOEICの試験時間管理でやってはいけないこと
- スマートウォッチやスマートフォンを時計代わりにする(公式が明確に禁止)
- 置時計を机に置く(同じく時計として使えない)
- 試験官のアナウンスで残り時間が分かると想定する(時刻のアナウンスは無い)
講師として言うと、リーディング75分の配分は「腕時計を持っている人だけができること」です。
アナログでもデジタルでも、計時機能が主体の普通の腕時計を1つ持っていけば足ります。
なお、公式は試験教室に時計があるかどうかについては書いていません。
会場ごとに違う可能性があるので、自分の腕時計だけを前提に組み立てるのが確実です。
出典=テスト当日のご案内/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
当日の持ち物を全部そろえたい方はTOEICの申し込みをまとめた記事から手続きの流れも確認できます。
TOEICの試験時間が予定どおりに終わらない場合がある
公式は、当日スケジュールが崩れる可能性についても書いています。
注意事項のページにある、中止・中断の条文です。
「当協会が試験続行に支障があると判断した場合、公開テストを中断する場合があります。公開テストを中断し再開する場合は、試験終了が遅れる場合があります」
解散時刻の12:35や17:15に「(予定)」と付いているのは、こういう条文があるからだと読めます。
TOEICの試験時間の途中で退場になる場合
もう1つ、時間に関わる条文があります。
注意事項に違反した場合の対応の1つとして「試験途中での退場」が挙げられています。
公式が挙げている違反の例には、時間に直接ひもづくものがあります。
- リスニングテスト中にリーディングセクションの問題内容を見る、もしくは解答する行為
- リーディングテスト中にリスニングセクションの問題内容を見る、もしくは解答する行為
- 試験中にアラーム音や着信音を発生させる行為
上の2つは、時間配分の裏技として語られがちな行為そのものです。
公式が違反として明記している以上、リスニング中にPart5へ進むような時間の使い方は選択肢に入りません。
講師として言うと、約45分と75分は別々の独立した時間として扱うのが唯一の正解です。
出典=受験に際しての注意事項/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。
TOEICの試験時間について公式が公表していないこと
ここまで公式に書いてあることだけを並べてきました。
逆に、公式サイトを読んでも分からなかったことを正直に並べます。
| 知りたくなること | 公式サイトでの扱い(2026年9月16日確認) |
|---|---|
| L&RのPart別の推奨時間配分 | 公表していない |
| TOEIC Speaking単独受験の入場時刻・終了時刻 | 公表していない(「入場時間に余裕をもってお越しください」とだけ案内) |
| TOEIC Bridge L&Rの受付時刻・解散時刻 | 公表していない(「受付時間内に余裕をもってお越しください」とだけ案内) |
| TOEIC Bridge S&Wの入場時刻・所要時間の合計 | 公表していない(スピーキング約15分・ライティング約37分の記載のみ) |
| TOEIC S&Wの解散予定時刻 | 公表していない(試験開始時刻が一斉ではないため) |
| 試験時間延長を受ける回の受付時刻・解散時刻 | 公表していない |
| 試験教室に時計があるかどうか | 公表していない |
| IPテスト(団体特別受験制度)の試験時間 | この記事では確認していない |
表は当サイトで作成しました。
時刻が公表されているのは、L&R公開テストとS&W公開テストの2つだけです。
他のテストは分数だけが公表されていて、当日の時刻は受験案内メールなど個別の案内で届く形になっています。
講師として言うと、ここを埋めた情報がネット上に出回っていても、公式で裏が取れないものは日程調整の根拠にしないほうが安全です。
TOEICの試験時間に関するよくある質問
TOEICの試験時間は何時間ですか
L&Rなら合計約2時間です。
ただし会場にいる時間は受付開始から解散予定まで約3時間10分あります。
TOEICは何時に集合して何時に終わりますか
午前実施は9:25〜9:55が受付、解散が12:35(予定)です。
午後実施は14:05〜14:35が受付、解散が17:15(予定)です。
TOEICの試験時間中に休憩はありますか
ありません。
公式は「受付時間終了後は休憩がありません。また、退室も認められません」と書いています。
例外は試験時間の延長を受ける場合で、このときだけリスニング終了後に15分休憩があります。
TOEICのリスニングとリーディングの試験時間の内訳は
リスニングが約45分間・100問、リーディングが75分間・100問です。
Bridge L&Rはリスニング約25分間・50問、リーディング35分間・50問です。
TOEICのSpeakingとWritingの試験時間は
Speakingが11問・約20分、Writingが8問・約60分、2つ続けて受けるS&Wは所要時間 約1時間20分です。
Bridge S&Wはスピーキングが8問・約15分、ライティングが9問・約37分です。
TOEICの試験時間に遅刻したらどうなりますか
L&Rは「受付時間終了までに受付にお越しいただけない場合は受験できません」と書かれています。
S&Wは「入場時間内にお越しいただけない場合は受験できません。その際受験料は返金できません」と書かれています。
この記事で使ったTOEICの一次ソース
この記事の分数・時刻・問題数は、すべて以下のIIBC公式ページから取りました。
- テストの形式と構成/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)
- テスト当日のご案内/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)
- テスト日程/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)
- 受験に際しての注意事項/TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)
- テストの形式と構成/TOEIC Speaking Test(IIBC公式)
- テストの形式と構成/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)
- テスト当日のご案内/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)
- 申込方法・受験料/TOEIC Speaking & Writing Tests(IIBC公式)
- テストの形式と構成/TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(IIBC公式)
- テストの形式と構成/TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(IIBC公式)
- プライオリティサポート(IIBC公式)
- 点字問題冊子による受験(IIBC公式)
すべて2026年9月16日に確認しました。
試験時間や当日のスケジュールは変更されることがあるので、受験前にはかならず公式サイトで最新の記述をご確認ください。

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