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TOEICのIPテストは個人では申し込めない|4,230円・90問・約1時間のオンライン方式まで公式の記述で整理した

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

問題数・時間・金額・人数はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月17日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

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【結論】TOEIC IPテストは個人では申し込めない

まず、いちばん誤解されているところから書きます。

公式ははっきり書いています。

「IPテスト(オンライン)は、『団体特別受験制度(IP:Institutional Program 以下、IPテスト)』でのみ提供している受験方式です。個人でお申し込み、受験はできません」

申込者は団体のご担当者様だと公式の表にも書かれています。

会社や学校が実施するものであって、自分で申し込むものではありません。

IPテストがどういう制度かについて、公式はこう定義しています。

「TOEIC Tests には公開テストと団体特別受験制度(IP:Institutional Program、以下IP テスト)の2 つの受験方法があります。公開テストは当協会の定めた日程・場所においてご受験いただくもので、IP テストは学校・企業・団体などで任意に日時・場所を指定しご実施いただくものです」

受験方法日程と場所を決めるのは誰か(公式の表記)
公開テスト当協会(IIBC)の定めた日程・場所
IPテスト(団体特別受験制度)学校・企業・団体などが任意に指定

出典=入学試験における活用状況【2022年度】(IIBC公式)、2026年9月17日確認。

表は当サイトで作成しました。

TOEIC IPテストには2つの方式がある|マークシートとオンライン

公式は、IPテストの受験方式を2つに分けています。

項目マークシート方式オンライン方式
受験方式マークシートでの受験パソコンでの受験
テスト時間約2時間約1時間
試験会場貴団体が希望するテスト会場貴団体が希望するテスト会場および自宅など
受験人数10名~1名~
受験料4,230円(税込)× 受験人数4,230円(税込)× 受験人数
試験日貴団体のご都合に合わせて随時設定貴団体のご都合に合わせて随時設定

出典=TOEIC Listening & Reading 団体特別受験制度(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

受験料は、どちらの方式でも4,230円(税込)です。

公式は「『賛助会員制度』による割引もあります」という注記も付けています。

受験人数の下限が違うところが実務的には大きいです。

マークシート方式は10名から、オンライン方式は1名からです。

1名から実施できるということは、少人数の部署や研究室でも使えるということです。

TOEIC IPテストと公開テストの受験料を比べる

公開テストの受験料は、紙の公式認定証を希望する場合で7,810円(税込)です。

IPテストは4,230円(税込)なので、当サイトで引き算すると3,580円の差になります。

受験方法受験料(税込)
公開テスト(紙の公式認定証を希望する)7,810円
公開テスト(紙の公式認定証を希望しない)7,700円
IPテスト(マークシート方式・オンライン方式)4,230円 × 受験人数

出典=受験料・支払方法(IIBC公式)およびTOEIC Listening & Reading 団体特別受験制度(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

ただし、この金額を個人が払って受けることはできません。

申込者は団体のご担当者様で、支払いも団体に対する請求です。

公式は請求のタイミングも書いています。

マークシート方式は「テスト資材受領日を含む5営業日後に請求書を発行」、オンライン方式は「テスト実施期間終了日の翌営業日を1営業日目と起算し、5営業日後に請求書を発行」です。

どちらも営業日は「土・日・祝日・年末年始を除く日」と定義されています。

公開テストの受験料の全体像はTOEICの受験料をまとめた記事に並べてあります。

TOEIC IPテスト(オンライン)が1時間で終わる理由はCAT

オンライン方式だけ、時間が半分になっています。

公式はその理由をはっきり書いています。

「CATとは、コンピューターを用いることで、受験者の能力に合わせて、出題する問題を変えていく、適応型テストシステム」

CATはComputer Adaptive Testの略として公式ページで使われています。

公式はしくみも説明しています。

「TOEIC L&R IPテスト(オンライン)では、受験者の解答の正誤をリアルタイムに把握することができ、受験者ごとに出題を変えることが可能です。このシステムにより、様々な難易度の問題(リスニングセクション、リーディングセクションともに100問ずつ、計200問)を出題する従来のマークシート方式に比べ、テスト時間を大幅に短縮することができるようになりました」

そして公式は、適用範囲に但し書きを付けています。

「CAT導入のテストはTOEIC L&Rのみになります」

出題の流れも書かれています。

Unit Oneで25問を出題し、Unit TwoではUnit Oneでの正誤度合に応じて異なる20問を出題する形です。

つまり全員が同じ問題を解くわけではありません。

公式は「少ない問題数(=短時間)で受験者の能力(スコア)を算出」と書いています。

TOEIC IPテスト(オンライン)の問題数を全部並べる

公式は、セクションごとの内訳まで公開しています。

リスニングセクションは約25分間です。

Unitパート名問題数
Unit One写真描写問題3
Unit One応答問題4
Unit One会話問題9
Unit One説明文問題9
Unit Two応答問題5
Unit Two会話問題9
Unit Two説明文問題6

出典=TOEIC Program IPテスト(オンライン)(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

リーディングセクションは約37分間です。

Unitパート名問題数
Unit One短文穴埋め問題5
Unit One長文穴埋め問題4
Unit One読解問題16
Unit Two短文穴埋め問題7
Unit Two長文穴埋め問題4
Unit Two読解問題9

出典=TOEIC Program IPテスト(オンライン)(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

ここからは当サイトの足し算です。

リスニングはUnit Oneが25問、Unit Twoが20問で合計45問になります。

リーディングもUnit Oneが25問、Unit Twoが20問で合計45問です。

2つを足すと90問です。

公式が「テスト問題は90問です」と書いている数字と一致します。

時間も同じように確かめられます。

リスニング約25分とリーディング約37分を足すと62分で、公式が書いている「約1時間」と合います。

この足し算は当サイトで行いました。

TOEIC IPテスト(オンライン)にはマークシート方式と同じ中身の部分がある

公式は、1か所だけ「同じ内容」と明言しています。

「マークシート方式のPart 7(Single Passages, Multiple Passages)とオンライン方式のリーディングセクションUnit TwoのReading Comprehensionは同じ内容です」

つまりオンライン方式のリーディングUnit Twoの読解問題9問は、マークシート方式のPart 7と同じ中身です。

ここは私の解釈ですが、対策を考えるうえでかなり重要な一文です。

オンライン方式は問題数が少ないので「別のテスト」に見えます。

けれども公式が同じだと書いている部分がある以上、Part 7の練習はそのまま生きます。

出題形式そのものはTOEICの出題形式を公式の記述だけで整理した記事にまとめました。

そしてオンライン方式のリーディングにも、短文穴埋め問題と長文穴埋め問題が入っています。

パートの構成そのものは、マークシート方式と同じ考え方で並んでいます。

TOEIC IPテストの結果は公式認定証ではない

ここは、IPテストでいちばん注意が要るところです。

公式ははっきり書いています。

「IP テストの結果の有効性は通常、公開テストと同等と判断されますが、IP テストでは公開テストで発行される Official Score Certificate(公式認定証)は発行されず、スコアレポートでの結果報告となります」

有効性は同等だが、公式認定証は出ない、という二段構えの書き方です。

IPテストで発行されるものを、公式は3つ挙げています。

発行されるもの(公式の表記)何か
スコアレポート(個人成績表)受験者ごとの結果
スコアロースター(成績一覧表)団体向けの一覧
テスト結果データファイル集計・分析用のデータ

出典=TOEIC Listening & Reading 団体特別受験制度(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

オンライン方式については、公式は「その場で採点し、テスト終了後すぐにスコアを表示することも可能」と書いています。

受けたその場でスコアが出る、というのは公開テストには無い特徴です。

公開テストは試験日から17日後にスコア表示でした。

提出先が公式認定証の原本を求める場合、IPテストのスコアレポートでは対応できないことになります。

公式認定証の中身はTOEICの公式認定証をまとめた記事に整理してあります。

TOEIC IPテストの使い分けを公式自身が書いている

公式は、2つの方式の使い分けの例まで書いています。

「例えば『昇進昇格』や『成績評価』『単位認定』など、重要な意思決定に関わる実施には、試験官が監督する環境下で実施されるマークシート方式を、自己啓発での受験やレベルチェックなどは自宅でも受験できるオンライン方式を活用するというように、スコアの利用目的によっても選択することができます」

目的公式が例として挙げている方式
昇進昇格・成績評価・単位認定マークシート方式(試験官が監督する環境下)
自己啓発での受験・レベルチェックオンライン方式(自宅でも受験できる)

出典=TOEIC Program IPテスト(オンライン)(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

公式が「試験官が監督する環境下で」と書き分けているところが要点です。

重要な意思決定に使うならマークシート方式、という線をIIBC自身が引いています。

990点の私の見方では、この一文はIPテストのスコアをどう扱うべきかの答えになっています。

大学院の入学試験でIPテストの扱いが研究科ごとに細かく分かれているのも、同じ理由だと読めます。

大学院での扱いはTOEICの大学院入試での活用状況をまとめた記事に整理しました。

TOEIC IPテスト(オンライン)の不正対策は有料オプション

オンライン方式の課題について、公式は正面から書いています。

「オンラインでの試験実施は、『本人確認』や『不正行為の防止』等が課題といわれることがありますが、IPテスト(オンライン)では、オプションサービス(有料)として、『AI監視サービス』の利用が可能です」

有料のオプションです。

標準で付いているものではありません。

公式は、そのサービスの中身も説明しています。

「受験前に本人の顔と本人確認書類を撮影した後、試験中の受験者の様子を動画で記録し、データから、【受験者の入れ替わり】【複数人の映り込み】【不正の可能性が高い目線の動き】などをAIが解析します」

団体の担当者は、Webの管理画面で解析結果と録画動画を確認できると書かれています。

ここから分かるのは、AI監視サービスを付けていないオンラインIPテストは、監督の無い環境で行われているということです。

公式が「重要な意思決定に関わる実施にはマークシート方式を」と書いているのは、この差があるからだと読めます。

ここは私の解釈で、公式が両者を結び付けて説明しているわけではありません。

TOEIC IPテストを実際に使っている団体を公式が公開している

公式は、導入している団体の事例も載せています。

確認した日に掲載されていたものを、公式の見出しのまま並べます。

団体名公式が付けている見出し活用の分類(公式の表記)
全日空商事株式会社英語力強化でグローバル対応の人材育成。管理職要件にスコア活用人事制度(昇格・採用等)/海外研修・出張等/自己啓発・レベルチェック
関西テレビ放送株式会社手軽なオンライン受験と定期的な実施が英語力アップの好循環に自己啓発・レベルチェック
近畿大学キャリア支援での活用、オンラインの手軽さで受験者数大幅増学習進度・レベルチェック/キャリア教育・支援

出典=TOEIC Program IPテスト(オンライン)(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

3件とも、オンライン方式を使っていると公式の表示に出ています。

分類を見ると、企業は「人事制度」と「自己啓発」、大学は「キャリア支援」と並んでいます。

同じIPテストでも、使われ方は団体によって違うということです。

ここからは私の読み方ですが、受ける側にとって大事なのは「何に使われるか」です。

人事制度に使われるなら、そのスコアは記録として残ります。

自己啓発やレベルチェックなら、結果が評価に直結するとは限りません。

公式が使い分けの例を書いているのも、この違いがあるからだと読めます。

TOEIC IPテストの実施は誰がどこまでやるのか

公式は、進行と管理をどちらが担うかも表に書いています。

項目マークシート方式オンライン方式
試験の進行・管理実施マニュアルに沿って貴団体で進行・管理受験の資料に従って進行・管理
申込者団体ご担当者様団体ご担当者様
受験料の支払いテスト資材受領日を含む5営業日後に請求書を発行テスト実施期間終了日の翌営業日を1営業日目と起算し、5営業日後に請求書を発行

出典=TOEIC Listening & Reading 団体特別受験制度(IIBC公式)、2026年9月17日確認。表は当サイトで作成しました。

どちらの方式も、進行と管理は団体側が行います。

IIBCが試験官を派遣する形ではありません。

マークシート方式では、テスト資材が団体に届くと公式の記載から読み取れます。

請求のタイミングが「テスト資材受領日を含む5営業日後」と書かれているからです。

オンライン方式は資材の受領ではなく「テスト実施期間終了日」が起点になっています。

団体がテスト実施期間を任意に設定できる、と公式が書いているとおりです。

公式の原文はこうです。

「IPテスト(オンライン)は、TOEIC Programのすべてのテストにおいて、団体がテスト実施期間を任意に設定することができ、受験者はインターネット環境があれば、時間・場所を選ばず受験することが可能です」

TOEIC IPテストと公開テスト団体一括受験申込は別物

団体がTOEICを使うときの選択肢は、IPテストだけではありません。

公式は2つを並べて示しています。

「団体においてTOEIC L&Rをご利用いただく際は、試験会場や試験日を任意で設定できる『団体特別受験制度(IP:Institutional Program 以下、IPテスト)』、または公開テストを団体でお申し込みいただく『公開テスト団体一括受験申込』から、貴団体のご都合にあわせてお選びいただけます」

後者は「公開テストを団体でお申し込みいただく」ものです。

つまり受けるテストそのものは公開テストで、申し込みだけを団体がまとめる形です。

この違いは、結果の受け取り方に出ます。

公開テストについて、公式は紙の公式認定証の扱いをこう書いています。

「団体一括受験申込の方には全員に発送いたします」

個人で申し込む場合は紙が選択制になっているのに、団体一括受験申込では全員に発送されます。

一方、IPテストでは公式認定証そのものが発行されません。

同じ「団体で受ける」でも、手元に残るものが違います。

ここは私の整理で、公式が2つを並べて比較しているわけではありません。

公開テストの結果の受け取り方はTOEICの結果はいつ届くかをまとめた記事にまとめました。

TOEIC IPテストについてよくある質問

TOEIC IPテストのスコアは公開テストと同じ扱いになるのか

公式は「IP テストの結果の有効性は通常、公開テストと同等と判断されます」と書いています。

ただし公式認定証は発行されません。

提出先が何を求めているかで、使えるかどうかが変わります。

TOEIC IPテストを個人で受けたいときはどうするか

公式は「個人でお申し込み、受験はできません」と明記しています。

個人で受けるなら公開テストになります。

公開テストの日程はTOEICの日程を13回分まとめた記事で確認できます。

TOEIC IPテスト(オンライン)は問題が人によって違うのか

公式は「受験者ごとに出題を変えることが可能です」と書いています。

Unit TwoはUnit Oneの正誤度合に応じて異なる20問が出題される形です。

TOEIC IPテストのスコアの範囲は公開テストと同じか

IPテストのページに、スコアの範囲についての記載は見つかりませんでした。

書かれていないので、当ブログでも断定しません。

まとめ|TOEIC IPテストは「団体が用意するもの」

IPテストは団体特別受験制度の名前で、個人では申し込めないと公式が明記しています(2026年9月17日確認)。

方式はマークシート方式とオンライン方式の2つで、受験料はどちらも4,230円(税込)×受験人数です。

マークシート方式は10名から・約2時間、オンライン方式は1名から・約1時間です。

オンライン方式が1時間で終わるのはCATという適応型テストシステムを使っているからで、問題数は90問でした。

結果は公式認定証ではなくスコアレポートで、有効性は公開テストと同等だと公式が書いています。

公式自身が、昇進昇格や単位認定にはマークシート方式、自己啓発やレベルチェックにはオンライン方式という使い分けを例示しています。

990点の私の見方では、会社や学校でIPテストを受ける機会があるなら、まず受けておくのが得です。

費用は団体持ちで、その場でスコアが出る方式もあります。

そのうえで、提出先が公式認定証を求めるなら公開テストを別に受ける。

この二段構えがいちばん無駄がありません。

企業でTOEICがどう使われているかはTOEICの受験者は半分以上が企業・団体のIPテストの記事に公式データを並べました。

この記事で使ったTOEICの一次ソース

この記事で引用した公式ページを、全部並べます。

すべて2026年9月17日に確認しました。

制度や金額は変わることがあるので、実施の前には必ずリンク先でご確認ください。

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