MENU

TOEIC 受験者数は2024年度177万6,920人|公開テストとIPテストの内訳を公式データで確認

この記事は、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式サイトに書かれている記述だけを使って書いています。

人数・年度・割合はすべて公式ページの原文から取り、確認した日を明記しました。

確認した日は2026年9月16日です。

公式ページに書かれていなかったことは、書かれていないとそのまま書きます。

TOC

【結論】TOEIC 受験者数は2024年度に1,776,920人|公開テストとIPテストの内訳

公式が「受験者数」として出している数字は、2024年度のTOEIC Listening & Reading Testで1,776,920人です。

この1,776,920人は、性質のちがう2つの受験制度を足した合計です。

内訳は、公開テストが735,425人、団体特別受験制度(IPテスト)が1,041,495人です。

つまり、世の中で「TOEICを受けた人」と言われている数の過半数は、公開テストの会場にはいません。

区分2024年度のTOEIC L&R受験者数
公開テスト735,425人
団体特別受験制度(IPテスト)1,041,495人
合計1,776,920人

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

990点を持っているTOEIC専門講師として先に言っておくと、この記事でいちばん大事なのは合計の数字ではありません。

公開テストとIPテストのどちらの数字なのかを取り違えないこと、そこだけです。

TOEIC 受験者数の「公開テスト」と「IPテスト」は別物|公式の定義をそのまま読む

受験者数の話が食い違うのは、ほとんどこの2語の混同が原因です。

TOEIC 受験者数を分ける2つの制度の公式表記

公式はデータ表の下に、2つの制度をこう書いています。

公開テスト・・・個人が申し込みをし、当協会の管理下で実施する受験制度

団体特別受験制度(IP:Institutional Program)・・・企業・大学などの団体が、所属団体内の所属社員・学生を対象に随時実施する受験制度

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

自分で申し込んで受けるのが公開テスト、会社や学校がまとめて実施するのがIPテストです。

TOEIC 受験者数を見るときにIPテストで注意すること

公式は、IPテストの結果の扱いについても別ページで書いています。

そこには、IPテストの結果の有効性は通常は公開テストと同等と判断されるが、公開テストで発行されるOfficial Score Certificate(公式認定証)は発行されずスコアレポートでの結果報告になる、とあります。

出典=TOEIC Program 単位認定における活用状況【2021年度】(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

講師として見ると、受験者数の6割近くを占めるIPテストの側では、紙の公式認定証が手元に残らないということになります。

申し込みの流れそのものはTOEICの申し込み手順をまとめた記事で公式の原文を並べています。

TOEIC 受験者数は2年度分しか出ていない|2024年度と2023年度の全数

公式データのページで年度別に切り替えられるのは、2024年度と2023年度の2つだけです。

10年分の推移をその場で並べる作りにはなっていません。

ネット上でよく見る「何年からの推移グラフ」は、公式のこのページからは作れない形のものです。

年度公開テストIPテスト合計
2024年度735,425人1,041,495人1,776,920人
2023年度746,178人1,017,037人1,763,215人

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

この2年分が、いま公式サイトの画面で誰でも確かめられるTOEIC 受験者数のすべてです。

TOEIC 受験者数の6割はIPテスト|個人で申し込む人はむしろ少数派

2024年度の合計1,776,920人のうち、IPテストが1,041,495人を占めます。

割合にすると58.6%です(1,041,495÷1,776,920・当サイトで計算)。

2023年度も同じ形で、IPテストは57.7%でした(1,017,037÷1,763,215・当サイトで計算)。

年度公開テストの割合IPテストの割合
2024年度41.4%58.6%
2023年度42.3%57.7%

割合は公式の人数から当サイトで計算し、小数点以下第2位を四捨五入しました。

公式がこの割合そのものを数字で書いているわけではありません。

TOEIC 受験者数の構成が学習者に意味すること

ここは私の解釈です。

受験者の半分以上が、自分の意思ではなく所属先の都合で受けている、という構成になっています。

だから公開テストの会場で感じる「まわりは本気の人ばかり」という空気は、TOEIC 受験者数の全体像とはズレます。

自分の順位を考えるときは、どちらの母集団の話をしているのかを先に決めてください。

TOEIC 受験者数は前年度から13,705人ふえた|ふえたのはIP側だけ

2024年度の合計は、2023年度より13,705人多い数字です。

ところが、中身を分けると動きは逆を向いています。

公開テストは10,753人減り、IPテストは24,458人ふえています。

区分2023年度2024年度差(当サイトで計算)
公開テスト746,178人735,425人−10,753人
IPテスト1,017,037人1,041,495人+24,458人
合計1,763,215人1,776,920人+13,705人

差は公式の人数どうしを当サイトで引き算したものです。

公式はこの増減の理由について何も書いていません。

理由を説明した文は公式ページに存在しないので、当サイトでも理由は書きません。

言えるのは、合計だけを見ると見落とす動きが中にある、というところまでです。

TOEIC 受験者数を1回分で見ると14,415人|実施回ごとのデータの読み方

公式データのページには、年度別とは別に「実施回ごと」の受験者数も出ています。

確認した日に表示されていた1回分の受験者数は14,415人でした。

このページは実施回を選んで表示する形式になっていて、一覧のいちばん上にあった回は2026年7月12日(午後)でした。

開く日によって表示される回は入れ替わるので、14,415人という数字は「そのとき表示されていた1回分」として読んでください。

項目公式の数字
その回の受験者数14,415人
トータルの平均スコア598.1点
リスニングの平均スコア331.8点
リーディングの平均スコア266.3点
トータルの標準偏差166.8

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

実施回ごとの数字は公開テストのデータです。

年度別の1,776,920人と同じ土俵に置いて比べるものではありません。

TOEIC 受験者数14,415人の中身|スコア区分ごとの人数を全部並べる

受験者数は、スコア区分ごとの人数まで公表されています。

公式の分布表を、区分と人数だけ抜き出して並べます。

スコア区分人数%(公式の表記)
895596人95.9
845588人91.8
795837人86.0
7451,044人78.7
6951,255人70.0
6451,398人60.3
5951,539人49.7
5451,534人39.0
4951,455人28.9
4451,301人19.9
3951,185人11.7
345829人5.9
295546人2.1
245227人0.6
19566人0.1
1459人0.0
953人0.0
451人0.0
102人0.0
合計14,415人-

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。数値はすべて公式の表記のままです。

TOEIC 受験者数は区分の人数を足すと一致する

19の区分の人数を全部足すと、ちょうど14,415人になります(当サイトで検算)。

つまり公式の「受験者数」は、その回でスコアが出た人を全部数えた実数です。

延べ回数を推計したものでも、申込者数でもありません。

ここを自分で足して確かめておくと、他人の記事の数字が変だとすぐ気づけます。

TOEIC 受験者数が回ごとに違っても平均スコアは比べられる|公式の説明

回ごとに受験者数が違えば平均も動きます。

その点について、公式は理由をはっきり書いています。

TOEIC Programでは、各試験回のテスト問題や受験集団の違いが評価の基準に影響を及ぼさないよう、専門家による統計処理や採点管理を行っております。その結果、どのテスト問題、どの試験回を受験いただいても、一貫した評価基準にてスコアが算出されます。各試験回間の平均スコア・スコア分布に差異があるのは、各回の受験集団が異なることが主な理由です。

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

受験者数が多い回・少ない回で、スコアの価値が変わるわけではない、と公式は言っています。

講師として付け加えると、これは「受けやすい回を狙う」という発想が成立しないという意味でもあります。

受験者数の少ない回を探しても、得点面での有利は公式の説明からは出てきません。

TOEIC 受験者数を5つのテストで比べる|L&R・Speaking・S&W・Bridge

TOEIC Programには5つのテストがあり、受験者数はそれぞれ別のページで公表されています。

2024年度の数字を1枚にまとめます。

テスト公開テストIPテスト合計
TOEIC Listening & Reading Test735,425人1,041,495人1,776,920人
TOEIC Speaking(Speaking単独とS&Wの合算)11,595人25,609人37,204人
TOEIC S&WのWriting8,712人14,158人22,870人
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests2,861人123,037人125,898人
TOEIC Bridge S&WのSpeaking421人4,158人4,579人
TOEIC Bridge S&WのWriting421人3,713人4,134人

出典=TOEIC L&R 公式データ(IIBC公式)/TOEIC Speaking 公式データ(IIBC公式)/TOEIC S&W 公式データ(IIBC公式)/TOEIC Bridge L&R 公式データ(IIBC公式)/TOEIC Bridge S&W 公式データ(IIBC公式)、いずれも2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

TOEIC 受験者数はL&Rに極端に偏っている

L&Rの合計は、Speakingの合計のおよそ48倍です(1,776,920÷37,204・当サイトで計算)。

Bridge L&Rと比べても、およそ14倍あります(1,776,920÷125,898・当サイトで計算)。

公式自身、テストを選ぶボタンのところでL&Rにだけ「受験者数No.1」というラベルを付けています。

世間で「TOEIC」と言えばL&Rを指すのは、この偏りが数字で裏打ちされているからです。

テストの種類そのものはTOEICの種類を整理した記事にまとめています。

TOEIC 受験者数でSpeakingとWritingの数が合わない理由|公式の注記2行

同じ2024年度なのに、Speakingが37,204人、Writingが22,870人と、14,334人もずれています。

これは誤記ではありません。

公式は、2つのページにそれぞれ短い注記を置いています。

  • TOEIC Speakingのデータページ=「※TOEIC S&Wを受験した人数を含みます。」
  • TOEIC S&Wのデータページ=「※TOEIC Speakingのみを受験した人数を含みます。」

出典=TOEIC Speaking 公式データ(IIBC公式)/TOEIC S&W 公式データ(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

Speakingの人数には、Speakingだけを受けた人とS&Wを受けた人の両方が入っています。

Writingの人数には、S&Wを受けた人しか入りません。

TOEIC 受験者数の差を引き算してよいか

ここは私の解釈です。

注記どおりに読むなら、SpeakingからWritingを引いた14,334人がSpeakingだけを受けた人に近い数、ということになります。

ただし、公式はこの引き算をした数字を一度も出していません。

だから14,334人は公式の数字ではなく、当サイトが注記から読み取った目安として扱ってください。

TOEIC Bridgeの受験者数は125,898人|9割以上がIPテスト

Bridge L&Rは、L&R以上にIPテストへ寄っています。

2024年度は合計125,898人のうち123,037人がIPテストで、割合は97.7%です(当サイトで計算)。

公開テストで受けた人は2,861人しかいません。

年度公開テストIPテスト合計
2024年度2,861人123,037人125,898人
2023年度3,272人126,928人130,200人

出典=TOEIC Bridge L&R 公式データ(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

Bridge L&Rは2024年度に4,302人減っています(当サイトで引き算)。

減った理由は公式ページに書かれていないので、当サイトでも書きません。

TOEIC 受験者数を支えているのは学校と企業|大学入試で390校が使う

IPテストが6割を占める背景として、公式は活用状況の調査結果も公表しています。

2025年度の大学入学試験についての調査では、全国786校を調べて390校が活用していました。

割合にすると49.6%で、調べた大学のおよそ半数です(390÷786・当サイトで計算)。

テスト2025年度入試で活用している大学数
TOEIC L&R388校
TOEIC S&W300校
TOEIC Bridge Tests84校
TOEIC Program全体の活用校390校(調査実施は全国786校)

出典=入試・単位認定におけるTOEIC Programの活用状況(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

TOEIC 受験者数と大学院の入試活用

大学院については、2022年度入学試験を対象にした別の調査があります。

調査実施は92校(746研究科)で、入学試験で活用していたのは77校(275研究科)でした。

これは一部の大学院を対象にした調査だと公式が明記しているので、全国の大学院の実態そのものではありません。

出典=TOEIC Tests 入学試験における活用状況【2022年度】-大学院-(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 受験者数と単位認定|1,135校のうち434校が使っている

入試だけでなく、単位認定でもTOEICは使われています。

2021年度の単位認定についての調査結果が、学校種別に出ています。

学校種調査実施校数単位認定活用校数
大学776校334校
短期大学302校56校
高等専門学校57校44校
計1,135校434校

出典=TOEIC Program 単位認定における活用状況【2021年度】(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

表は当サイトで作成しました。

高等専門学校は57校中44校で、割合が77.2%と飛び抜けて高くなっています(当サイトで計算)。

公式は、活用校数の中には非公開を希望した学校も含まれるため、活用一覧のPDFの掲載校数とは一致しないと注記しています。

学校側が単位や入試で使うから、学校がIPテストを実施し、それがTOEIC 受験者数の6割を作っている、という順番です。

TOEIC 受験者数について公式が公表していないもの

この記事でいちばん役に立つのは、ここかもしれません。

2026年9月16日に公式データのページを確認した時点で、次のものは数字として載っていませんでした。

  • 世界全体のTOEIC受験者数(ページ内に数字としては出ていない)
  • これまでの累計受験者数
  • 受験者の年齢・男女・職業・都道府県などの内訳
  • 2023年度より前の年度の受験者数(年度の切り替えが2年分しかない)
  • 申込者数と、実際に受験した人数の差
  • 同じ人が年に何回受けたかという実人数の集計

よそで見かける「世界◯◯万人」「累計◯◯万人」という数字は、少なくともこのページが出どころではありません。

公式サイトには関連資料としてETSがまとめた世界の受験者データ集や総合レポートのリンクが並んでいます。

数字を引用したいときは、そちらの資料を直接開いて原文を確かめてください。

出典=公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 受験者数についてよくある質問

TOEIC 受験者数は延べ人数ですか実人数ですか

公式は、この点を言葉で説明していません。

ただし実施回ごとのデータでは、区分別の人数を足すとその回の受験者数と一致します。

少なくとも1回分については、その回に受けた人を数えた数字です。

同じ人が年に複数回受けた場合にどう数えているかは、公式ページからは分かりません。

TOEIC 受験者数に受験料を掛ければ市場規模が出ますか

公式が公表しているTOEIC L&R公開テストの受験料は7,810円(税込)です。

ただし、公式は市場規模にあたる数字を出していません。

IPテストの価格も、割引制度の適用状況も公表されていないので、当サイトでは掛け算をしません。

出典=TOEIC Listening & Reading Test(IIBC公式)、2026年9月16日確認。

TOEIC 受験者数が多い回は会場が取りにくいですか

公式は、回ごとの申込状況や会場の埋まり方を公表していません。

公式が書いているのは、実施回数は受験地ごとに異なること、試験日ごとに開催受験地が異なることの2点です。

だから「受験者数が多い回は取りにくい」という話は、公式の材料では確かめられません。

TOEIC 受験者数の中で自分が何位かは分かりますか

実施回ごとの分布表を使えば、その回の中での位置は自分で読み取れます。

公式は分布の%について、取得したスコアに満たない受験者が全体でどの位を占めているかをパーセンテージで示していると説明しています。

自分のスコアの位置づけはTOEICの点数の目安をまとめた記事も合わせて読んでください。

まとめ|TOEIC 受験者数を人に説明するときの並べ方

この記事で確かめた公式の数字を、短い順番に並べ直します。

  • 2024年度のTOEIC L&R受験者数は1,776,920人
  • 内訳は公開テスト735,425人・IPテスト1,041,495人で、IPが58.6%(割合は当サイトで計算)
  • 2023年度は合計1,763,215人で、1年で13,705人ふえた(差は当サイトで計算)
  • ただし公開テストは10,753人減り、ふえたのはIPテストだけ
  • 実施回1回分の受験者数は、確認した日の表示で14,415人
  • Bridge L&Rは125,898人で、97.7%がIPテスト(割合は当サイトで計算)
  • 年度別データは2024年度と2023年度の2年分しか公開されていない

数字を出すときは、必ず「年度」「公開テストかIPか」「1回分か年度合計か」の3つを添えてください。

この3つが抜けた受験者数は、正しく見えても比較に使えません。

990点を取るまでに公式データを何度も読み返してきましたが、事故はいつもラベルの取り違えから起きます。

この記事で使ったTOEICの一次ソース

この記事で引用した公式ページを、全部並べます。

すべて2026年9月16日に確認しました。

受験者数は年度が切り替わると入れ替わるので、最新の数字はリンク先でご確認ください。

Let's share this post !

Author of this article

Comments

To comment

TOC