
この記事は、TOEICの新入社員のスコアについて、TOEIC Programを運営する一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の公式資料 TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026 だけを使って書いています。
人数・スコア・集計の範囲は、すべてその原文から取りました。
公式資料に無かったことは、無いとそのまま書きます。
【結論】TOEICの新入社員の平均は540点
新入社員の平均は540点です。
内訳はListeningが297点、Readingが243点。
人数は62,895人で、2025年度のTOEIC L&R IPテスト(企業・団体)のデータになります。
集計の範囲は「民間企業・官公庁・非営利団体などで実施されたIPテストデータ」という範囲です。
- 民間企業で実施されたIPテスト
- 官公庁で実施されたIPテスト
- 非営利団体などで実施されたIPテスト
平均の出し方は公式資料に明記されています。
「TOEIC L&RのTotalスコア平均:Totalスコア合計÷受験者数」という式です。
さらに、Listening・Reading両セクションの受験を完了し、採点対象となった受験者のデータのみが含まれます。
片方だけ受けた人は、この平均に入っていません。
平均点の作られ方は、TOEICの平均点はどう作られるのかにまとめました。↓
TOEICの新入社員より内定者のほうが高い
社歴別の数字を並べると、順番が直感と違います。
| 社歴 | 人数 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|---|
| 内定者 | 18,502人 | 342 | 297 | 639 |
| 新入社員 | 62,895人 | 297 | 243 | 540 |
| 入社2〜5年目 | 82,566人 | 310 | 252 | 562 |
| 入社6〜10年目 | 61,655人 | 311 | 250 | 561 |
| 入社11年目以上 | 141,343人 | 293 | 228 | 522 |
表は公式資料の数字から当サイトで作成しました。
内定者639点が社歴別の最高です。
新入社員の540点より99点高いという差になります。
社歴が進むほど上がる、という形にはなっていません。
TOEICの新入社員と内定者の99点差の読み方
公式資料はこの差の理由を書いていません。
ただし数字から読めることはあります。
内定者の人数は18,502人で、新入社員の62,895人より少ない。
人数が3分の1以下なので、受けている集団そのものが違う可能性があります。
- 内定者 18,502人
- 新入社員 62,895人=内定者の約3.4倍
内定者は提出を求められて受けた人が多いと考えられます。
公式資料に根拠は示されておらず、これは当サイトの推測です。
内定者と新入社員の差は、Listeningで45点、Readingで54点です。
どちらも開いていますが、Reading側のほうが広いことになります。
この2つの引き算は当サイトの計算です。
Readingの時間と問題数は、TOEICのリーディングは75分・100問にまとめました。↓
TOEICの新入社員と入社2〜5年目の差
新入社員540点に対して、入社2〜5年目は562点です。
差は22点。
入社6〜10年目は561点で、2〜5年目とほぼ同じ水準になります。
2〜5年目で上がり横ばいです。
そして入社11年目以上では522点まで下がります。
新入社員の540点より18点低いという数字です。
11年目以上が下がっている理由について、公式資料に説明はありません。
人数が141,343人でいちばん多い区分なので、幅の広い集団がまとまっている点は読み取れます。
入社11年目と入社30年目が同じ区分に入る作りです。
TOEICの新入社員の平均と全体の平均
比べる相手を変えると、新入社員の位置が見えてきます。
| 区分 | 人数 | Total |
|---|---|---|
| 新入社員 | 62,895人 | 540 |
| IPテスト 企業・団体 全体 | 424,158人 | 538 |
| IPテスト 全体 | 1,056,506人 | 492 |
| IPテスト 学校 | 632,348人 | 462 |
表は公式資料の数字から当サイトで作成しました。
新入社員の540点は、企業・団体の全体平均538点とほぼ同じです。
差は2点なので、新入社員だから低いという話ではありません。
企業・団体のIPテストを受ける人の平均が、だいたいこの水準だということになります。
企業でのIPテストの規模は、TOEICの受験者は半分以上が企業・団体のIPテストにまとめました。↓
TOEICの新入社員の数字が使われる場面
公式資料にある、企業での使われ方の一文がこれです。
「企業では自己啓発や英語研修の効果測定、新入社員の英語能力測定のほか、海外出張や駐在の基準、昇進・昇格の要件として利用されています。」
ここに新入社員の英語能力測定が名指しで入っています。
新入社員への実施は公式が挙げる用途です。
入社の時点で全員に受けさせる会社がある、という前提の書き方になります。
新入社員に求められる基準スコアは、公式資料に出ていません。
業種別の新入社員平均もありません。
「新入社員は何点必要か」を数字で断定している情報は、公式以外を根拠にしているということです。
TOEICの新入社員はReadingが弱い
新入社員の内訳はListening 297点、Reading 243点です。
差は54点で、Listeningのほうが高い形になります。
この形は社歴別の5区分すべてで同じです。
| 社歴 | L-Rの差 |
|---|---|
| 内定者 | 45点 |
| 新入社員 | 54点 |
| 入社2〜5年目 | 58点 |
| 入社6〜10年目 | 61点 |
| 入社11年目以上 | 65点 |
公式資料に差の欄は無いので、差は当サイトの引き算です。
社歴が進むほどListeningとReadingの差が開いています。
新入社員の54点差は、社歴別で下から2番目の小ささになります。
ここから先はReading側が置いていかれる形になる、という並びです。
Listeningの時間と問題数は、TOEICのリスニングは約45分・100問にまとめました。↓
TOEICの新入社員の3年推移は資料に無い
社歴別の数字は、この版に過年度比較が載っていません。
つまり前年度の新入社員平均との比較はできないという状態です。
比較ができるのはIPテスト全体のほうで、こちらは3年分が並んでいます。
| 年度 | Listening | Reading | Total | 人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 275 | 217 | 492 | 1,017,037人 |
| 2024年度 | 277 | 218 | 495 | 1,041,495人 |
| 2025年度 | 276 | 216 | 492 | 1,056,506人 |
表は公式資料の数字から当サイトで作成しました。
IPテスト全体は3年でほぼ動いていません。
人数は増えていますが、平均は492〜495の範囲に収まっています。
TOEICの新入社員と海外滞在経験
同じ公式資料に、海外滞在経験で区切った数字も並んでいます。
アンケートの設問は「英語を主言語とする国に滞在したことがありますか。」という形です。
| 滞在経験 | 人数 | Total |
|---|---|---|
| 滞在経験なし | 240,450人 | 501 |
| 6カ月未満 | 96,400人 | 597 |
| 6カ月以上1年以下 | 12,731人 | 715 |
| 1年より多く2年以下 | 6,381人 | 712 |
| 2年より多く | 13,114人 | 750 |
表は公式資料の数字から当サイトで作成しました。
滞在経験なしの501点と、新入社員の540点は近い水準です。
この2つは切り口が違う集計なので、同じ人を数えているわけではありません。
ただし社歴で見ても滞在経験で見ても、500点台前半という帯が厚いことは読み取れます。
500点台が持つ意味は、TOEICの点数の目安にまとめました。↓
TOEICの新入社員についてよくある質問
540点は高いのか低いのか
企業・団体のIPテスト全体平均538点とほぼ同じ水準です。
公開テスト全体の平均とは集団が違うので、そのまま比べられません。
内定者のほうが高いのはなぜか
公式資料に理由は示されていません。
人数が3分の1以下という違いまでが、資料から読める範囲になります。
新入社員研修で何点を目標にすべきか
公式資料に基準スコアは出ていません。
社内でどう使うかによるので、数字を公式から引くことはできません。
この540点は公開テストの数字か
違います。
TOEIC L&R IPテストの企業・団体データです。
TOEICの新入社員のまとめ
\公式の記述でもう一歩確かめる/
同じく公式の記述だけでまとめています
| 見るところ | 公式資料に出ている内容 |
|---|---|
| 新入社員の平均 | Total 540点(L 297/R 243) |
| 新入社員の人数 | 62,895人 |
| いちばん高い社歴 | 内定者 639点 |
| いちばん低い社歴 | 入社11年目以上 522点 |
| 比べる相手 | 企業・団体IPテスト全体 538点 |
| 基準スコア | 公式資料に出ていない |
表は当サイトで作成しました。
新入社員540点は、社歴別で下から2番目の水準です。
社歴が上がれば自然に伸びる形になっていないので、入社後に測り続ける意味がある数字だと読めます。
あわせて読みたい記事を置いておきます。
点数ごとの評価はTOEICレベル別評価一覧表の見方にまとめました。↓
500点の位置はTOEIC 500点は上位71.1%という位置にまとめました。↓
以下はIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式資料です。
- TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026(IIBC公式資料)
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