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英検1級とTOEICの対応は何点か|公式のCEFR対照で1級とL&Rスコアを並べる

英検1級とTOEICの対応は何点か|公式のCEFR対照で1級とL&Rスコアを並べる
英検1級とTOEICの対応は何点か|公式のCEFR対照で1級とL&Rスコアを並べる

この記事は、英検1級とTOEICのスコアの対応を、日本英語検定協会とIIBCの公式ページだけを使って並べたものです。

使ったのは、英検のCSEスコアとCEFRの対応表と、IIBCが出しているTOEICとCEFRの対照表の2つになります。

英検1級とTOEICを直接つないだ換算表は、どちらの公式にも載っていません。

そこで、両方の公式が使っているCEFRという共通の物差しを間にはさんで比べます。

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【結論】英検1級とTOEICはCEFRのC1で並ぶ

英検1級の合格者はCEFRのC1帯です。

英検1級の合格基準スコアは、一次試験が2028、二次試験が602と公式に決まっています。

足すと2630になり、英検の4技能総合スコアでC1が始まる2600を上回ります。

この足し算と比べ方は、公式の数字を使って当サイトで計算しました。

TOEIC L&RでC1に当たるのは、Listening490以上・Reading455以上です。

見るもの英検1級TOEIC L&R
CEFRの段C1(1級で出せる上限)C1
その段の最低スコア4技能総合2600L490・R455
合計で見ると合格基準の合計2630945(参考)

表は公式データから当サイトで作成しました。

TOEICの対照表はListeningとReadingを別々に示しているので、合計945は当サイトで足した参考の数字です。

片方だけ高くても、もう片方が届かなければC1の対照には入りません。

英検1級とTOEICのCEFR対照表を並べる

英検1級の受験で表示されるCEFRは、C1とB2の2段だけです。

英検協会の表では、1級で算出できるCEFRに丸が付いているのがC1とB2になっています。

IIBCの表で同じ2段を見ると、TOEIC L&Rの最低スコアは次のとおりです。

CEFR英検4技能総合スコアTOEIC ListeningTOEIC Reading
C12600~490~455~
B22300~400~385~

表は公式データから当サイトで作成しました。

B2のTOEIC側をListeningとReadingで足すと785で、これも当サイトで計算した参考の数字です。

IIBCは、表の数字がそれぞれのレベルに対応する最低スコアだと示しています。

つまりL490・R455は、C1の入り口にあたる点数という読み方になります。

TOEICとCEFRの対照表の全体は、TOEICとCEFRの対照表にまとめました。↓

英検1級とTOEICの技能別の最低スコア

英検協会はCEFRの段ごとに、技能別の英検CSEスコアも公式に示しています。

英検1級に関わるC1とB2の段を、TOEICの4技能と並べると次の形です。

技能英検C1英検B2TOEIC C1TOEIC B2
Reading670~595~455~385~
Listening651~600~490~400~
Writing666~586~180~150~
Speaking613~519~180~160~

表は公式データから当サイトで作成しました。

TOEICのWritingとSpeakingの数字は、TOEIC S&Wの0~200点の尺度での値です。

英検の数字は英検CSEスコアなので、同じ数字でも尺度が違います。

たとえば英検のReading670とTOEICのReading455は、どちらもC1の入り口という意味でそろっているだけです。

英検1級の成績表では、2022年度以降は技能別のCEFRレベルも表示されます。

自分の技能別CEFRを見て、TOEICの同じ段の最低スコアと照らすのがいちばん素直な比べ方です。

英検1級とTOEICの合格基準とスコアの違い

英検1級には合格と不合格があり、TOEIC L&Rには合格も不合格もありません。

IIBCは、TOEIC L&Rの結果をトータル10~990点のスコアで示すと公式ページで説明しています。

英検は各技能の正答数から英検CSEスコアを出し、合格基準スコアに届いた人を合格にする仕組みです。

項目英検1級TOEIC L&R
結果の出し方合否と英検CSEスコア10~990点のスコア
技能ごとの満点850Listening495・Reading495
一次試験の合格基準2028合否なし
二次試験の合格基準602二次試験なし

表は公式データから当サイトで作成しました。

英検1級の技能ごとの満点は850で、4技能を足すと3400になります。

3400という合計は、850の4倍として当サイトで計算しました。

英検協会は、各級の合格基準スコアは変動しないと公式に案内しています。

一方で、同じ正答数でも回によってスコアは変わるため、正答数の目安は示せないとも書いています。

参考として、2016年度第1回一次試験では、1級は各技能の正答率が7割程度の受験者の多くが合格しました。

TOEICに合否や級が無いことは、TOEICに級はありませんにまとめました。↓

英検1級とTOEICの試験形式を比べる

英検1級は、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれます。

TOEIC L&Rは、リスニング約45分・100問とリーディング75分・100問のマークシート方式です。

項目英検1級TOEIC L&R
測る技能読む・書く・聞く・話す聞く・読む
筆記・リスニングの時間リーディング・ライティング100分/リスニング約35分リスニング約45分/リーディング75分
問題数リーディング35問・ライティング2問・リスニング27問リスニング100問・リーディング100問
話す試験英語での面接約10分なし
書く試験英文要約1問・英作文1問なし

表は公式データから当サイトで作成しました。

英検1級の問題数は、公式の出題表の大問ごとの数を当サイトで足したものです。

英検1級の二次試験では、5つのトピックから1つを選んで2分間のスピーチをします。

面接委員は2人で、スピーチのあとに内容やトピックに関連した質問に答える流れです。

TOEIC L&Rは英文だけで作られていて、英文和訳や和文英訳の設問はありません。

TOEIC L&Rの問題の中身は、TOEIC L&Rの問題数は200問にまとめました。↓

英検1級は「大学上級程度」が目安で、英検の中で最終目標となる級と位置づけられています。

1級と準1級は本会場のみで実施され、通訳案内士試験の外国語(英語)の筆記試験が免除される使い道もあります。

英検1級とTOEICの公開テスト分布での位置

TOEIC側の位置は、IIBCのTOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026のスコア分布で確かめられます。

2025年度の公開テストの受験者は755,473人で、平均はListening337点・Reading279点・Total616点でした。

Totalスコアの帯人数全体に占める割合
895~32,348人4.3%
845~37,288人4.9%
795~53,005人7.0%
745~63,348人8.4%

表は公式データから当サイトで作成しました。

C1の合計945は、いちばん上の帯「895~」の中に入ります。

この帯は、公開テスト全体の4.3%です。

B2の合計785は「745~」の帯に入り、その帯から上を足すと24.6%になります。

24.6%は4つの帯の割合を当サイトで足した数字です。

ただし分布はTotalスコアの帯なので、ListeningとReadingの片方ずつがC1に届いているかまでは分かりません。

英検1級の合格率や受験者数の分布は、今回使った英検の公式ページには載っていません。

TOEICの900点前後の位置は、TOEIC 900点は上位4.1%・596人にまとめました。↓

英検1級とTOEICの対照で気をつける点

1つめは、CEFRでそろえても2つの試験は同じものを測っていないという点です。

英検1級は4技能を測り、TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能だけを測ります。

2つめは、CEFRのC2はどちらの対照表にも出てこないという点です。

IIBCは、TOEIC Testsで測れるのはおおよそA1~C1程度の英語力だと示しています。

英検1級も、算出できるCEFRの上限はC1と決まっています。

3つめは、英検の4技能総合CEFRは4技能すべてを受けないと表示されない点です。

一次試験だけでは総合CEFRは出ません。

4つめは、英検の4技能総合CEFRの判定方法が、文部科学省の作業部会が示した平成30年3月版の対照表にもとづいている点です。

TOEICの対照表は、ETSが2008年にまとめた研究をもとにしています。

出どころの違う2つの表です。

英検1級とTOEIC S&Wの対照も見る

英検1級は話す・書くも測るので、TOEIC S&Wと並べると技能のそろい方が近くなります。

TOEIC Speaking Testは11問・約20分、TOEIC Writing Testは8問・約60分で、パソコンで受けるテストです。

結果は、各テストとも0点から200点のスコアで表示されます。

CEFRTOEIC SpeakingTOEIC Writing英検1級で出るか
C1180~180~出る
B2160~150~出る
B1120~120~出ない

表は公式データから当サイトで作成しました。

英検1級の技能別CEFRがC1なら、TOEIC S&Wで照らす相手はSpeaking180・Writing180の段です。

S&Wは200点が上限なので、C1の180は上限から20点下という位置になります。

この20点という差は当サイトで計算しました。

TOEIC S&Wの仕組みは、TOEIC SWとは何かにまとめました。↓

英検1級とTOEICについてよくある質問

英検1級に受かればTOEIC945点は取れるか

英検1級の合格とTOEICの点数の関係は、公式には載っていません。

CEFRの対照で言えるのは、同じC1の段に並ぶというところまでです。

TOEIC L&Rの点数は、実際に受けて確かめるしかありません。

TOEIC990点なら英検1級に受かるか

TOEICの点数で英検1級の合否が決まる仕組みは、公式には載っていません。

英検1級の合否は、英検の一次試験と二次試験の英検CSEスコアだけで決まります。

TOEIC L&Rは書く・話すを測らないので、英検1級のライティングと面接は別に準備が要ると考えるのが自然です。

英検1級でCEFRのC2が出ることはあるか

英検1級で算出できるCEFRの上限はC1です。

英検協会の表では、範囲を上回った場合はその級で算出できる上限のレベルが表示されます。

TOEIC側もおおよそC1までなので、C2はこの比べ方の外にあります。

英検1級に落ちてもCEFRは表示されるか

1級を受けて4技能総合スコアが2304未満だと、4技能総合CEFRは表示されません。

2304は準1級の合格基準スコアにあたる数字です。

2304以上なら、スコアに応じてB2かC1が表示されます。

そのため1級に届かなくても、B2が出ればTOEIC L&RのL400・R385と同じ段として比べられます。

英検1級とTOEICのまとめ

\次に読むならこの記事/

公式の記述だけで整理した関連記事です

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見るところ公式の数字
英検1級の合格基準一次2028・二次602
英検1級で出るCEFRB2・C1
英検C1の4技能総合2600~
TOEIC L&RのC1L490・R455
TOEIC L&RのB2L400・R385
TOEIC S&WのC1S180・W180

表は公式データから当サイトで作成しました。

英検1級の合格者は、合格基準を足すとCEFRのC1帯に入ります。

TOEIC L&RでC1に当たるのは、Listening490以上とReading455以上です。

2つの試験を直接つなぐ換算表は無いので、CEFRの段で照らすのが公式の数字だけでできる比べ方になります。

あわせて読みたい記事を置いておきます。

TOEICと英検の難しさの比べ方はTOEIC英検はどちらが難しいかにまとめました。↓

TOEICの点数ごとの目安はTOEICの点数の目安にまとめました。↓

参考文献

以下は本文で使った一次ソースです。

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